第99代首相に菅義偉氏を指名
自民党の菅義偉(よしひで)総裁(71)は16日、衆参両院本会議の首相指名選挙で第99代首相に選出された。 【動画】第99代首相に菅義偉氏を指名 衆参本会議
衆院では、菅氏が314票、立憲民主党の枝野幸男代表が134票、日本維新の会の片山虎之助共同代表が11票、希望の党の中山成彬代表が2票、小泉進次郎氏が1票をそれぞれ獲得した。 参院では、菅氏が142票、枝野氏が78票、片山氏が16票、伊藤孝恵氏が1票、白票が3票だった。 首相の交代は7年8か月ぶり。菅氏は2012年12月に発足した第2次安倍内閣以降、一貫して官房長官として政権を支えた。官房長官としての在任期間は歴代最長。
菅氏の略歴
菅氏の公式サイトなどによると、同氏は1948年生まれの71歳。秋田県で高校卒業まで過ごし、上京。アルバイトをしながら法政大学に通い、卒業後に衆議院議員秘書、横浜市議などを経て1996年の衆院選で初当選。現在8期目。第1次安倍政権で総務相、第2次安倍政権では官房長官を務めた。安倍氏の後継を決める自民党総裁選で石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長を破った。