大阪府・吉村知事が定例会見9月16日(全文2)万博相に省庁横断的な役割を期待
菅総理誕生後、IR誘致活動をどう進めたいか
産経新聞:産経新聞の佐藤です。組閣に関連してなんですけれども、この間IRを安倍総理、菅、当時官房長官と共に進めてらっしゃったと思うんですけれども、今、基本方針が先延ばしになっているということで、いったん大阪府の動きとしてもストップしているかと思います。菅総理が誕生して、今後どういうふうにIR誘致活動が進んでいくか、進めていきたいご希望も含めて教えてください。 吉村:まず、やはりIR自身はもう統合型リゾート、IRは僕は大阪の成長のためにも必要だと思っていますし、これは実行して進めていきます。ただ、今、当然コロナのこの状況なので、今はいったん中断です。これは日本だけじゃなくてIRっていうのは世界規模で行っていくものです。投資規模も1兆円の投資ですから。しかも日本の会社だけでやるというよりは、これはもう世界規模の話なので、事業者もやっぱり世界の事業者になっていると。大阪の場合は日本のオリックスとか、それからアメリカのMGMの共同体というのが大阪の今パートナー候補で進めています。アメリカにおいてはコロナの影響で、アメリカと日本の行き来自体がまずできてない状況ですから、そういった意味ではいったん中断中ということです。 ただ、ここはワクチンであったり治療薬であったり、コロナっていうのが落ち着いたときには当然再開される。それまでは中断だろうなというふうには思っています。でも確実にこれは進めていくことです。特に新総理である菅総理大臣は、このIRについて非常に前向きに進めてきてくださいました。当時、立法がなかったらできないわけですけども、この立法作業においても、このIRっていうのはなかなか反対も多い事業でありますが、それでも国会でやるといって進めてもらって、実際にここまで来ています。ですので、IRの推進派である菅総理が誕生したわけなので、これは着実に進んでいくと思っています。 じゃあどれぐらいのスピードで、どんな感じで進んでいくんですかといわれれば、これはもう本当にコロナの状況を見ない限りは、僕もはっきりこれは分からないし、アメリカと行き来できなかったら、それはなかなか進まないのも現実だし。そういうのを見ながら進めていくということになろうかと思います。ただ、確実には進めていきます。新菅総理は推進派ですから、安倍総理よりも推進派だと僕は思っているので、より確実に進めていかれることだろうと思っています。