大阪府・吉村知事が定例会見9月16日(全文2)万博相に省庁横断的な役割を期待
万博相に井上信治氏の名前が挙がっているが
朝日新聞:朝日新聞の久保田です。今のに関連してなんですが、万博相に井上信治さんの名前が挙がっていて、これ、大阪出身ではないですが、この辺の受け止めをお伺いできますか。 吉村:これから正式に決まるということで、予定だという限りでお答えしますと、井上大臣といったらいいのか、まだ決まってないからあれですけど、井上さんにおいては現在の閣僚候補といわれる中の人たちで見ると、進次郎さんに次いで2番目に若いという方だと思っています。 まさにその若さで、ぜひ新しい万博、古い固定概念にとらわれることない、新しい万博をぜひ引っ張っていってもらいたいなと思います。あとは、東京の選出の方ですけれども、大阪は僕も松井市長も個性が強いですから、そういう意味ではバランスが取れていいんじゃないかなというふうに思います。地元の首長はちょっと個性派ぞろいなんで、そういった意味でスマートな東京の選出の方が日本の万博を率いるということで、僕たちも協力して本当に突き抜けた万博というのをぜひ実行していきたいと思います。 ちなみにちょっと僕自身は井上新大臣とは直接の面識はまだないので、できるだけ早くお会いもしたいと思いますし、万博の会場というのを、ご説明申し上げたいなと思っています。
大阪おおきにアプリの目標数値はあるのか
朝日新聞:話変わるんですが、大阪おおきにアプリについてで、これ、目標、どのぐらいの導入を目指しているとか、目標数値はあるんでしょうか。 吉村:目標数値はないです。できるだけ多くということで、そもそも費用掛かりませんので、費用掛からないし、上限数値が増えたとしても負担は何も変わらないので、だからもうできるだけ多くということになろうかと思います。 大阪府が予算としてほぼ支出しているものはもうゼロですから、ある意味民間の力を借りて、このQRコード追跡システムをどんどん拡充していくということと、新たな仕組みとして、新たな生活様式という国が出しているのがあるじゃないですか。それにも沿う形で現金のやりとりだとかをなくして、キャッシュレス決済をまさにその場でやっていく、そして注文なんかもまさに自分のスマホでできる。利便性を追求して、かつ感染症対策も取ることを目的とします。 これはスマートシティ戦略部がやってくれています。4月にスマートシティ戦略部を立ち上げて、いろんな意味でスマートシティ化を僕は進めていくということの方向性にも合致した中で、特に今コロナが問題なので、コロナ対応で今、スマートシティ部は結構取り組んでくれているんですけど、そのうちの1つということです。特徴としたら、初回時だけはアプリをインストールしてもらう必要があるんですが、それを1回やってもらったら、もうこのQRコードを読み込んだだけでこの決済までできるということです。 新たになんか何度も読み込む必要もない、自分のスマホだけ、最初、店入るときにはQRコードを読み込む、これは絶対、当然要りますけど、あとはもう全部タップでメニュー選定から決済までできると。自分のスマホでできるというのは、僕はある意味画期的じゃないかなと思います。 今、店によってはタブレットを準備してぴーぴーやったりするところはありますけれども、そういったことも要らないと。自分のスマホがそのときだけ、その店のメニュー表になり、決済システムになると。そしてQRコードもお金払うときにもう1回読み込むとかじゃなく、全然違う作業をするとかじゃなくて、そのスマホからそのままできるということですので、非常に利便性は高くなるんじゃないかなとは思います。