「めちゃめちゃ悔しいですけど…」3戦連続“終盤投入”の田中碧が語った本音。監督もメディアもファンも評価しているのになぜ出場時間が少ないのか。リーズ番記者が明かす事情「辛抱強く待たなければならないだろう」【現地発】
「サッカーができれば別にストレスはあんまりない」
試合中には、前出のスミス記者と記者席で隣り合わせとなったため、話をすることができた。その際に田中のスタメン定着の可能性を聞いてみると、リーズファンでもある彼は私見を聞かせてくれた。 「ファルケ監督はタナカを非常に買っている。実際に12か月前にも獲得に動いていたしね。その際には獲得までこじつけられず、満を持して今夏の加入となったわけだが、ファルケはとても慎重なタイプなんだ。将来的にアオを重用するのは確実だろうが、時間はかかるはずだ。辛抱強く待たなければならないだろう」 トランスファーデッドライン間際のバタバタの中での移籍となり、田中がイングランド北部の街にやってきてからまだ1か月も経過していない。それでも、この試合でのわずか8分のプレーから、サポーターが田中に大きな期待を寄せているのは分かった。 渦中の本人は「イギリスの英語はちょっと難しい」と苦笑いする一方で、すでに新しい環境には慣れつつある。あとはピッチの上で力を出すばかり。 「サッカーができれば別にストレスはあんまりない。もちろん練習しないで試合に出て、代表から帰ってきても練習しないで試合に出て。で、やっと1週間やることができた。1週間のリズムとか、どういう練習するのかが初めて、ちゃんと練習したんで。ここからかなっていう、もちろん(プレー時間が短くて)めちゃめちゃ悔しいですけど、でも、出た時にやればいいかなって感じですね」 明るい表情で取材に応じ、最後には「頑張ります!」とスタジアムを去った田中。名門クラブのプレミアリーグ復帰に向けて、自身の挑戦はまだ始まったばかりである。まずは次節。28日の坂元達裕のいるコベントリーとの日本選手対決で躍動したい。 取材・文●松澤浩三
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