市議選「過半数目指すのは当たり前」大阪・吉村知事会見1月11日(全文2)
市議選で過半数獲得を目指す理由は
司会:次にご質問は。よろしいでしょうか。それでは終了させていただきます。マイクのほうは幹事社のほうにお返しいたします。 記者:本日、政務に関する質問ある社はいらっしゃいますでしょうか。 記者:すみません、日経新聞の山崎です。政務に関して、昨年末に知事、おそらく府知事選の出馬を表明された際に、同じ日に大阪市議会議員選挙で大阪維新の会が過半数を目標に掲げるということ、吉村知事おっしゃいましたけども、吉村代表がおっしゃいましたけども、あらためてその目標を掲げた理由というか、背景についてお聞かせいただけますか。 吉村:やはり政策を実行していくという意味で、過半数を目指すというのは当然のことだと思います。そして府市一体の成長戦略を実行していくと、スピーディーに実行していく、そのためにもやはり政策を実現するために過半数を目指す、これは当然、政党としては当たり前のことだというふうに思っています。 現実問題、じゃあそれができてきたのかというと、今までこれは1回もできていません。やはり大阪市議会選挙は特に中選挙区制度なので、選挙区制度も相まってなかなか、過半数を実現するというのは非常にハードルが高いというふうには認識をしてます。ただ、われわれはやはり自分たちの政策を実現していく、それは政党ですから、そういった面からも過半数を目指すというのは当たり前だし、その目標に向かって大阪維新の会が一丸になっていくと。そしてそれを掲げる以上、それは代表として掲げるわけですから、その目標を達成するということに向けて活動強化をしたいと、そう思います。
議会運営面で難しさがあったのか
もちろん市長選挙、知事選挙で負ければ、そのときはもう終わりです。市長・知事選挙で負けたら終わりですけれども、僕の代表としての大きな目標とすれば、やはり大阪市議会の過半数、そこの実現を目指したいというふうに思っています。 記者:これまで大阪市議会においては、第1党であっても過半数は取れてなかったという状況で、この議会運営等について、課題というか、難しさがあったというご認識、どのような難しさがあったというご認識でしょうか。 吉村:それは当然、難しさはあります。僕が大阪市長になったときは、ちょうど橋下さんから代わって、そしてぐちゃぐちゃってなってたときに僕は大阪市長になりましたので、そこでの議会での案を、理解を得ながら進めていくということ、また進まなかったものもありますし、ずいぶんと修正を加えてなんとか通すというようなものも多くありました。もちろんそれも議論といえば、当然、議論の結果だというふうには思いますけれども、やはり政策目標・目的を実行していくというためには、政党とすれば、この選挙の場において過半数を目指すというのは、ここは当然あるべき目標だというふうに思っています。 もちろん選挙の結果が出れば、その出た結果の中で市長としての運営をしていくというのは当然のことですけれども、やはり本当にいろんなものがさまざまスピーディーに動いていく世の中において、政党として過半数を目指して、掲げた公約を実現させるというのは当然のことだし、公約を実現するためにも過半数を目指すというのは当然のことだと思っています。 記者:最後になります。そうすると、今、現時点で細かい公約、統一地方選に関する公約というのは決まってないかと思いますが、その過半数という目標を掲げて、その掲げた公約を維新の会としてスピーディーに通していくということが目標、過半数を達成することの目標というか、意義っていうことになるっていうことですか。 吉村:そうです。約束した公約を実行する、そのためです。 記者:ありがとうございます。 吉村:これは市長が公約で掲げたとしても、完全に、ある意味、議会で全て反対だとなれば、もう一切実行できなくなるわけですから、それが二元代表制でもありますのでね。議会において議決を得ないと、これはできないものもたくさんある。公約を実現、公約を掲げる以上、それを実現するために過半数を目指すというのは、僕は当然のことだと思ってます。 【書き起こし】大阪・吉村知事会見1月11日 全文2に続く