市議選「過半数目指すのは当たり前」大阪・吉村知事会見1月11日(全文2)
急性期・医療センターへの財政支援は
記者:共同通信の西川といいます。2点あります。先ほど急性期のご質問がありましたが、これに関連して。府として財政的な支援についてのお話を以前されたかと思いますが、こちらについて現状お話しいただけることありましたら教えてください。 吉村:今そこについて、この報告書も含めて病院機構から、病院のセンターから、その報告をある意味、待っている状態でもありますので。そして今後この対策を打っていくということを協力しながら進めていくということになると思います。いろんな責任問題なんかを含めて、今、あまり明らかに、どこがどう負担をするというのはちょっと言いにくい状態ではあります。ただ、明らかに身代金は払わないという判断をいたしましたし、病院はしていますし、それに対して、復旧について、ここはスピード感を持って、やはり患者さんのことをまず考えて復旧をするのを急ごうということを大阪府からも、病院にも要請もしましたので、そこにやっぱり費用もかかっています。一定程度、ここについて、大阪府としてなんらかの支援をするということは必要だろうというふうには思っています。ただそれが、どの部分にするのかどうかっていうのは、ちょっとこれからの議論になってくると、そう思います。
法的な責任問題について弁護士とも相談
なので、実はここの最初の、一番最初、僕もこのサイバー攻撃に遭ったときに病院にも行って、いろんな話し合いもしました。当初、国の支援チームが入ってくれて、かなり迅速に対応もしていただいた。確かあれは、2週間ぐらいで国のチームは引き揚げるということだったんですけれども、そこで支援は終了ということの予定でしたが、そこも、いや、非常に優秀な方たちだったので、国のチームという形じゃなくても継続的に支援をお願いするというようなことも、やはりやりとりをして、継続して、とにかく一日でも早い復旧ということに病院としては力を尽くしてくれました。そこには当然、費用もかかっていますから、これについて今後さまざまに支援するところは支援をしていくべきだと思いますし。 ただ一方で責任問題というのが、やはりこれはあるとも思います。ここは弁護士とも相談しながら対応するので、ちょっと今の段階では結論めいたことは言いにくいのかなというふうにも思っています。もちろん一番悪いのはサイバー攻撃をしてきた者ですけれども、それはちょっとどこにいるか分からないということに当然なると思いますので。給食事業者経由で入ってきたというのもありますし、さまざまな法的な責任問題については弁護士とも相談しながら対応すべきところもあるんだろうというふうに思っています。 ただ方向性とすれば、やっぱり一日も早い復旧。患者さん、府民のため、市民のため、一日も早い復旧をやろうと、身代金を払うというやり方は、もうそれはやらないという病院の方針の中で、私もそれも支持をしましたので。当然そこに費用がかかってくる。費用がかかることも前提で、私もそういう一日も早い復旧をという要請をしましたから、ここは病院と議論をして、まずは実務的に積み上げたいと思っています。 記者:ありがとうございます。もう1点。今日2時のリリースで出た内容になるんですけれども、ちょっとまだ内容を把握していなくて恐縮なんですけれども、以前ありました大阪府の公募部長、商工労働部長の合格者の発表についてありましたが、こちらはどのような方になったのでしょうか。 吉村:公募を昨年の秋から進めておりまして、馬場氏に、馬場広由己氏が商工労働部長に決定をいたしました。最終の面接を私も行いました。馬場氏は大阪府の職員でもあります。民間の方も最後に残って、その2人について私は面接をいたしましたが、馬場氏が適任であるという判断をいたしました。なので、馬場氏においては、馬場新部長においては大阪の商工労働を支える、活性化するということに力を尽くしてもらいたいと思います。 記者:分かりました。