大阪府・吉村知事が定例会見4月14日(全文2)宣言時は大幅な休業要請が必要
ワクチンロスをどう防ぐ?
読売テレビ:ありがとうございます。もう1点だけ、ワクチンの話なんですけれども。ワクチンのロスについてです。前回の連絡会議でも、ロスをどのように防いでいくかっていう話が出ていたと思いますけど、あらためてちょっと周知も含めて、今日、大阪市でもワクチン、高齢者接種も始まりましたので、周知も含めて、もう一度ロス、どのように府として防いでいくか、お考えをお願いします。 吉村:ワクチンロスで捨てるというほどもったいないことはないです。今、ワクチンはもう正直言って喉から手が出るほど欲しいというのがどの自治体でもそうですし、そういう状況だと思っています。なので、その状況の中で限りあるワクチンが廃棄されるということは、やっぱりこれは本当に避けなければならない事態だというふうに思っていますから。まずはワクチンロスをどう回避するかということについて、個別接種の場合と集団接種の場合っていうのは、ワクチン連絡会議で基本的な方針は定めました。ただ、現場では何が起きるか分かりませんので、もうそこの現場でどうしてもこれは廃棄しなきゃいけないというのが出てきたら、もうその現場の判断で僕はやってもらったらいいと思っています。 読売テレビ:ありがとうございます。 司会:ほかにお願いします。ではそちら。【木原 00:39:10】さん。
宣言要請の場合、どの程度の厳しさを想定する?
朝日放送テレビ:ABCテレビの木原です。来週以降の状況で緊急事態宣言を要請する場合は前回よりも厳しい措置が必要だというお考えで、飲食店の休業要請は例示されたと思うのですが、去年の緊急事態宣言のときには飲食店だけではなく百貨店も閉まりましたし、テーマパークも閉まったと思います。その程度厳しいものを想定されておられるんでしょうか。 吉村:緊急事態宣言って、もう知事が決められるんであれば僕もこうだというふうに言えますけど、これは国がやっぱり最終判断して、出すかどうかも中身についても、基本的対処方針、国が決めますので、そこについて決定権者ではないわけです。という前提の中で、ただ、どういう考え方なんですかという意味であれば、僕はやはり百貨店とかテーマパークとか、いわゆる、そもそも人の人流を抑えるということをやらないといけないので大幅な休業要請、これが必要だと思っています。 ちなみに飲食店自体は、おそらく前回の立て付けでは休業要請できなかったんじゃないかなと思います。接待を伴う飲食店とか風営法上の許可のところはできますけども、通常の居酒屋とか食堂とかっていうところは、おそらく法制度上できなくて、確か8時やったと、今やってるのと同じ措置だったと思いますけども、時短ということでやっています。なのでそこが、時短がもっとなるのか、ちょっとそこは判断ありますけど、休業要請という意味では、ほぼ、だから休業要請に近いようなもの。接待を伴う飲食店とか風営法上のものについては、もう休業ということになろうと思いますし、それ以外の、やっぱり人流を抑えるっていうのは非常に重要だと思うんです。 なので、そもそも人が外に出ないようにする。そういった施設が休館、閉まっていればやっぱり出るのは難しいということにもなりますから。百貨店とかテーマパークとかショッピングモールとか、そういったものについて、どこまでというのはあると思います、小さな商店まで休業するのかと、いろいろあると思いますけども、いわゆる人が出るきっかけになるような大掛かりな、大型なものについては休業要請、休業の範囲にすべきだと思っています。とにかく家にいてくださいということですし、そこの事業者の皆さんに対しても、そこはご協力をお願いしなければ、やる意味がないと思います。前回の緊急事態宣言、今年の冬の緊急事態宣言と同じことを今やっていますので、それで十分な効果が得られないということであれば、やはりもうより厳しい、広範な範囲での休業要請が僕は必要だと思っています。