はやぶさ2の観測現状 JAXA会見(全文1)探査ロボは30日から分離運用へ
探査ロボの分離運用について
吉川:では次の話題でして、今度は21ページですね。MASCOTの分離運用についてご報告したいと思います。お話は、DLRから来てもらった佐々木さんでして、佐々木さんはもちろん日本人なんですが、もう5年ぐらい前からDLRに入って、このMASCOTのシステムエンジニアとして活躍されてる方です。今回はこのMACOTの分離運用がありますので、ずっと日本のほうに滞在されてることになります。では佐々木さんお願いします。 佐々木:では、佐々木のほうからMASCOTのシステムと、これから予定しているMASCOTの分離、小惑星での運用についてご説明させていただきたいと思います。 まず21ページで、MASCOTはDLR、ドイツ航空宇宙センターと、CNES、フランス国立宇宙研究センターの共同プロジェクトとして製作されております。小惑星上、その場観測を目的とした軽量かつコンパクトな着陸機ということで、質量は10キロ以下。サイズに関しても縦横28センチ、29センチ、高さが20センチ程度という非常にコンパクトな着陸機となっております。このコンパクトなボディの中に4つの観測機、次のページでもう少し詳細をご紹介しますが、4つの観測機が搭載されております。では、次のページお願いします。 【連載】はやぶさ2の観測現状 JAXA会見 全文2へ続く