名古屋市・河村市長が定例会見3月28日(全文3完)一連の裁判で、河村さんの「か」の字も一切なし
市長がよく考えてというと市民が混乱しないか
朝日新聞:市長、朝日新聞の関ですが。私、担当が今月いっぱいになりまして、市政記者としてはこれが最後になりますので。 河村:ご苦労さんでした。 朝日新聞:ちょっと要望って形で申し訳ないんですけれども、いろいろあるんですけど、市長、ワクチンについて何か発表したいとおっしゃってたというのは。 河村:うん? 朝日新聞:ワクチンの発表ですかね。おそらく、やはり薬害の恐れがあるということ、データを示したいのだと思うのですが、なんて言うのかな、市長としては、国と、行政としてワクチンの接種を進める立場だと思うんです。ですから逆行するようなことを、個人の思いとして発表されるのは自由ですけれども、定例会見の1部のほうでするのはちょっと職責としておかしくないでしょうか。 河村:人の命を救うためだったら正しいんじゃないですか、その選択は。 朝日新聞:ちょっと市民、混乱すると思うんですね。役所から接種券が送られてきてるんだけど、市長はよく考えてと、怖いよということをおっしゃると非常に混乱を招くというか、行政の長としてのスタイルとしてはあまり、困るなと思ってまして。ぜひともワクチンの話は、妙に話が。 河村:いや、わしはそう思いませんね。それじゃ泉大津市の市長、聞いてみりゃええんやない? 彼は市長として、市役所として話してますよ。 朝日新聞:泉大津という1つの例はいいんですけど。 河村:南出さん。 朝日新聞:職員さんが非常に板挟みになるというか、けんかになるというのもおそらくそういうことと思うんですね。 河村:それはしょうがないがな。そういう市長を選んだんだもん、市民の皆さんが。
市長の立場では言わない方がよいのでは
朝日新聞:要望ですから。厚労省としてワクチンと後遺症の関連性を認めてませんので、現状では、市長の立場ではおっしゃらないほうがいいです。ですから【****01:04:00】とか。 河村:そんなのエイズも同じこと言っとったじゃないですか。 朝日新聞:Twitterなりその辺で個人の発表をしていただくとして、そこは1個気を付けてください。要望です。 河村:要望はええけど、市長というのはそういうのを超えて、やっぱり正しいことをちゃんと市民に伝えるいうのは、それは俺だってめちゃくちゃは言いませんよ、よっぽど。勉強して、これはやっぱり市民の皆さんに本当のことを伝えないかんなと。薬害の恐れがあるよと。 朝日新聞:いや、そこはもちろん間違ってると言ってなくて、議論は尽くすべきですけれども、現状、行政としては進めましょうというのが全国的な方向性で一元化されてるのにですね。 河村:そうですか? 朝日新聞:うん、そうです。 河村:そうですか? どこかに書いてあるかね? 朝日新聞:いや、政府としてですね。 河村:いや、若いところについてはエビデンスがないと言ってますよ。 朝日新聞:もちろん最後は個人で決めるべきですけれども、市長の職責として、非常に戸惑うような発言を繰り返すのは、これはちょっと不誠実だと思います。 河村:いやいや、衆議院の何委員会だったか忘れたけど、厚労大臣が、若いところについてはエビデンスはないとはっきり言ってます。 朝日新聞:要望ですので、また個別にお話しします。お願いします。 日本経済新聞:ありがとうございました。 男性:ありがとうございました。 日本経済新聞:終わりです。 河村:なんや、終わりかね。寂しいな、そりゃ。 (完)【書き起こし】名古屋市・河村市長が定例会見3月28日