【MLB】ブリュワーズが一発攻勢でカージナルス粉砕 ヌートバーは本塁打&好捕で気を吐く
【カージナルス1-7ブリュワーズ】@アメリカンファミリー・フィールド
日本時間5月10日、ナ・リーグ中地区最下位で4連敗中のカージナルスが、中地区首位ブリュワーズの本拠地に乗り込んでの4連戦がスタート。その初戦はブリュワーズ打線がカージナルスのエース、ソニー・グレイに3本の本塁打を浴びせて粉砕。ブリュワーズは先発トバイアス・マイヤーズが4回1失点と試合を作ると、その後もブルペンが無失点リレー。ブリュワーズが7対1で完勝を収めた。カージナルスのラーズ・ヌートバーは唯一の得点となった本塁打を放ち、レフトではファインプレーも見せた。 【動画】3号ソロを放ったカージナルス・ヌートバー 4連敗中のカージナルスは、エースのソニー・グレイに同地区ライバルとの重要な初戦を託した。しかし、初回一死2・3塁のピンチからワイルドピッチで先制を許し、続く5番リース・ホスキンスに2ラン本塁打を浴びた。2回裏には8番ジェイク・バウアーズに3号ソロを、4回裏にも9番ジョーイ・オーティズに3号ソロを許すなど、下位打線に手を焼いた。その後も5回裏に2番クリスチャン・イェリッチにタイムリー三塁打を浴び、6失点。この試合の前まで防御率0.89と抜群の安定感を誇っていたグレイにとって、今季初めて辛酸を嘗める結果となった。 昨年まさかの地区最下位に沈んだカージナルスにとっては、早くも正念場となっている。先日のメッツ戦では、攻守にチームを牽引していた捕手ウィルソン・コントレラスが負傷離脱。自慢の強力打線は今季のOPSがMLBワースト4位と苦戦を強いられている。もともと打撃のチームだけに打線の低迷は致命的だ。 3試合連続安打を記録し、不振の底を脱しつつあるヌートバーは上位打線に復帰。「2番・左翼」で出場すると、1回裏にはスライディングキャッチでピンチの芽を摘み、3回表に3号ソロを放った。ヌートバーは2試合連続で本塁打を記録中。5連敗にあえぐカージナルスを牽引できるだろうか。