7府県にも緊急事態宣言 菅首相が会見(全文2完)時短には一定の効果がある
菅義偉(よしひで)首相は13日夜、官邸で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「菅首相が会見 「緊急事態宣言」大阪など7府県を追加(2021年1月13日)」に対応しております。 【動画】菅首相が会見 「緊急事態宣言」大阪など7府県を追加(2021年1月13日) ◇ ◇
しっかり問題提起させていただく
尾身:それは例えば、1つだけ今、挙げますと、われわれはこの対策をするにおいて最も大事なことの1つは、疫学情報を、重要な疫学情報を、もちろん個人情報を守るという条件ですけども、なるべく早く、迅速に自治体間あるいは自治体と国の間で共有するということは、これが極めて重要だと思うんですけど、それが今回、なかなかいろんなさまざまな理由で、われわれが望むレベルには必ずしも到達、これについてはぜひ国会で感染症法あるいは特措法を改正するときに、その罰則と、あるいは協力金にするとかという議論、お金のことと同時に、実際どういうことがあったんで感染症対策が進まなかったということを十分、われわれはまたそのことについてはしっかり問題提起をさせていただく。そういうことも含めて議論していただければと思います。 司会:それでは次のご質問をいただきたいと思います。では内閣記者会以外からで、では外プレの方で、ブルームバーグ、延広さん。
医療制度・体制に問題があるのでは
ブルームバーグ:すいません、ブルームバーグの延広と申します。総理に医療体制についてお尋ねします。現在、国内では感染は拡大しているところですが、例えば米国のように1日に万単位の感染者が出る国と比べるとかなり水準は違っています。こういう状況にもかかわらず、今、国内では医療崩壊の可能性というものが指摘されていますが、これは根本的に何か、医療制度であったり体制に関して問題があるとお考えでしょうか。もしそうであれば、なんらかの改革に取り組むお考えはあるでしょうか。 菅:まず、国によって医療提供体制の状況だとか医療に対しての考え方も、これは国によって違うというふうに思っています。わが国ではコロナ対応の医療機関は、通常診療を行いながら、その上に乗せる形で新型コロナのための診療を実施してもらっています。感染拡大が続く中に、まずは必要な医療、その提供を受けられるように病床を確保していく、このことが極めて重要だというふうに思います。冒頭、私は申し上げましたけれども、国とこの宣言対象の都道府県、その間に連絡会議を設けて緊密に連携をしながら地域のあらゆる医療資源を総動員をして、まず、そういう中でコロナに対応することの病床を確保していくことが大事だということであります。 それで、都と国がまさに一体となって、都の財的支援を国はさせていただきますから、そうしたことの中で今年に入ってから東京都において500床を確保することができたという報告は受けております。こうしたことを全国に広げていくことが大事だというふうに思っています。いずれにしろ体系が違いますので比べることはなかなか難しいと思いますけども、日本の事情はそういうことであります。 司会:それでは次のご質問にいきたいと思いますが。では毎日新聞の笈田さん。