「厳しい状況、好転のため欠かせない措置」 菅首相、宣言に7府県追加で
菅義偉(よしひで)首相は13日、記者会見し、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象区域に「栃木県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、および福岡県の7つの府県を追加することを決定した」と報告した。期間は2月7日まで。 菅首相が会見 「緊急事態宣言」大阪など7府県を追加
会見で菅首相は、「先の1都3県に続き、他の地域においても厳しい状態が続いている。みなさんも不安に感じておられることと思う」と前置きしたうえで、「しかし、この厳しい状況を好転させるためには欠かせない措置であることを理解たまわりたい。必要なことはあらゆる手段を尽くして取り組む。制約の多い生活で苦労をお掛けするが、なんとしても乗り越えていかなければならない」と説明。「国民のみなさんのご協力をお願いを申し上げます」と述べ、一礼した。 7府県追加の理由については「新規感染者数、病床の利用率などいわゆるステージ4に相当する指標が多いこと。東京圏、関西圏、中部圏、福岡圏、こうした大都市として人口が集中しており、全国に感染が広がる前に対策を講じる必要があること、こうした要素に基づいて、専門家の意見をうかがい、判断した」と述べた。 対策内容は、これまで東京、埼玉、神奈川、千葉の4都県で実施していたものと同様。(1)飲食店の夜8時までの時間短縮(2)テレワークによる出勤者数の7割減(3)特に夜8時以降の不要不急の外出の自粛(4)スポーツ観戦、コンサートなどの入場制限――だと説明した。