「シャンシャン返還日が2月21日に決定」小池都知事会見12月23日(全文1)
東京都の小池百合子知事は23日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ◇ ◇ 【動画】 東京都・小池知事が定例会見(2022年12月23日)
医療提供体制はオレンジ色から赤に
小池:さて、それでは今年最後になります、よろしくお願いします。 記者:12月幹事社の朝日新聞の本多と申します。それでは知事、よろしくお願いいたします。 小池:はい。まず今日は最終、今年最終の会見ということで、ちょっと盛りだくさんになります。全部で8件、お伝えしたいと思います。まずコロナでありますが、きのうモニタリングの分析を行いました。で、医療提供体制はオレンジ色から赤になっております。専門家の先生方が感染拡大は継続していて、入院患者数が高い水準での推移があると。そして医療従事者が感染者や濃厚接触者、医療の現場におられる先生方や看護師さんたちが濃厚接触者やコロナにかかられたりということから、急な欠勤が発生するなど、その結果として一般救急患者も増えているということも加えて、医療提供体制が逼迫し始めているという、そのような内容になっています。現場の状況です。 今週の都内のインフルエンザの患者報告数、お伝えをいたしたかと思いますが、コロナと、そしてインフルエンザと、いわゆるツインデミックの話になりますが、定点医療機関当たり1.12となりました。1を超えると流行が開始しましたよという目安になるという段階に入ります。これは3シーズンぶりの流行ということになります。都はかねてから同時流行の可能性を踏まえまして備えを講じてまいりましたが、都民の皆さま方におかれましても、あらためて感染対策を徹底していただきたいと存じます。
大規模接種会場に加え、臨時会場も設置
で、コロナとインフルエンザの予防策は結局のところ、同じなんです。手洗い、換気、必要な場所でのマスクの着用ということでありますので、ぜひご協力をいただきたいと。また、ワクチンにつきましても、オミクロン株対応ワクチン、そしてインフルエンザワクチンともに早期の接種をお願い申し上げます。 さっきの、いつものモニタリングの最初の、あれを出してくれますかね。下のほうに、それぞれの、都内全人口でオミクロン対応が32.5、12歳以上35.8、高齢者のワクチン接種59.6とありますけれども、特にここのところの高齢者のワクチン接種も含めて接種のほうをお願いしたいと思います。 接種の時間が、年末忙しいよという方でもちゃんと受けられるように、都では大規模接種会場に加えまして、臨時の会場も設置をいたしております。都の会場は元日、1月1日を除いて年末年始も開いておりますので、ぜひこの機会に接種をお願い申し上げます。それから都は医療機関に年末年始の診療を働き掛けております。診療していただける医療機関はホームページで公開をいたしております。 都立病院のほうでは年末年始も休まず規模を拡大して発熱外来を開くことといたしております。そして都が開設しております臨時オンライン発熱診療センターですけれども、年末年始の期間中、24時間体制で対応いたします。ですから、発熱など症状が出ましたら、スライドにお示しのとおり、重症化リスク、そして症状に応じて対応をお願いいたします。 そして高齢者の対策なんですが、来週の26日には北区に新たな高齢者等医療支援型施設(滝野川)を開設いたします。こちらでは救急の患者さんや要介護5の方も受け入れるなど、高齢者の療養体制をさらに強化いたします。これまでに8つの施設をつくっておりまして、これと合わせて8つの高齢者等医療支援型施設をつくっておりまして、ベッド数にしますと692名、特に高齢者の方、介護の度合いの高い方っていうのは、病床をお使いになる日数が長いとか、医療の現場では介護のノウハウが必要とか、非常に高齢者の場合、医療現場での状況が変わってまいりますので、その部分だけ特出しをした形で東京都は対応しているということであります。かつ施設が1つ増えるというご案内でした。