「この国はもう少しエネルギーについて真剣に考えたほうがいい」小池都知事会見12月16日(本文2完)
東京都の小池百合子知事は16日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2022年12月16日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2022年12月16日) ◇ ◇
電気代が上がっても太陽光が稼いでくれる
小池:太陽光については、これも皆さんにより細かくお伝えいただきたいんですが、日陰に付けるなどということはしない。そのために一定の平米数全体で建築される業界に対して、日陰の部分は外す形で一定のパーセンテージを全体で建築される戸数の屋根の大きさ、もしくは床面積に応じて一定の義務的広さを太陽光でつくって、パネルを置いていただくということにしております。 70年代を振り返りましても、非常に厳しい省エネ措置が取られました。その結果としていろいろな技術が出てきたと。この東京都で太陽光発電のパネルを設けるということは、多くの技術革新を呼ぶことを期待いたしております。それによるコストの低下などなど、これから新たな技術というのが誘発をされるということもありましょうし、現在のものにつきましても、わが家で見るように、電気代が上がってもそれは太陽光が稼いでくれる。季節であるとか、その日によって違いますけれども、蓄電池を活用すると夜もそれが活用できると。いろんな工夫ができることによって生活防衛にもつながるということだと思っております。 義務を負っていただく事業者の皆さま方には丁寧にご説明をし、そしてまた、協会を挙げても熱心に取り組んでいただくということでご協力をいただくこととなっております。 記者:義務化っていうところは、やっぱり国の動きに、今おっしゃったような国の動きに合わせるっていう部分と、義務にしないと広がらないっていうところがやっぱりあるっていうことなんですか。 小池:私はもう少しこの国、エネルギーについて真剣に考えたほうがいいと思います。これほど自然の、化石燃料ですね、一言で言えば、恵まれない国で、そしてGDP3位、2位から3位になって、その原動力であるエネルギーをどう確保していくのかというのは、国家の安全保障と同等ぐらいに重要な話であるのに比べて、山本七平さんではないけれども、水と空気と電気はただではないけれども当たり前にあるっていうのは、そうでないという時期を今、私たちは経験している。もう少しその辺は真剣に考えるべきだというふうに思います。 記者:ありがとうございます。 小池:MXさん。