日本が誇る保存食「高野豆腐」は栄養豊富でヘルシー!最新トレンドは「レンチン」「粉タイプ」
毎日の料理にも取り入れやすいレシピが増えている!
その栄養価の高さから、南極観測隊の食材や宇宙食にもなり、災害時の防災食としても取り入れられているという高野豆腐。今では、毎日の料理にも取り入れやすいさまざまなレシピが紹介されているそうです。 中でも人気なのは? 「実際に南極観測隊の節約レシピとして作られていた唐揚げは、大人気ですよ。お子さんも食べやすい味わいで、食感もよく、『高野豆腐とは思わなかった』という方もいらっしゃるほどです」(旭松食品・岩瀬さん)
【レシピ】南極観測隊も食べていた!ヘルシー高野豆腐唐揚げ
<材料(4人分)> 高野豆腐 3個 鶏胸肉 300g A……水 3カップ(600ml)、めんつゆ(2倍濃縮) 大さじ1/3 B……めんつゆ(2倍濃縮) 大さじ1と1/3、お酒 大さじ2、生姜(おろす) 1片、にんにく(おろす) 1片 片栗粉 30g サラダ油 適量 <作り方> 1:鶏肉の皮をはずし、適当な大きさに切り、沸騰させたAに入れる。 2:鶏肉は一口大に切り、Bの調味料を加えて揉み込む。 3:1のスープで高野豆腐を戻し、軽く絞ってから一口大にちぎる。 4:3を2に混ぜ合わせてなじませる。 5:4に片栗粉をまぶす。 6:180度の油で揚げる。 南極観測隊のレシピでは鶏胸肉と一緒に揚げていますが、高野豆腐だけでも十分美味しいとのこと。また、味付けは市販の唐揚げ粉で代用してもOKです。 「市販の唐揚げ粉を使用した場合は水にさっとくぐらせた高野豆腐を一口大にちぎり、唐揚げ粉をまぶしてください」(旭松食品・岩瀬さん)
【レシピ】高野豆腐とひじきのそぼろ丼
また、昔から愛される郷土料理の中にも、ごはんがすすむおかずがあるんです。それは「炒り煮」。 炒り煮とは、食材を軽く炒めながら煮ていく料理です。信州地方では「粉豆腐」という粉状の高野豆腐を使い、野菜、肉、卵などを加えた炒り煮が郷土料理として親しまれています。 加熱時間は水気がほどよく飛べばOKなので、比較的短く、粉豆腐に加える具材も自由。家庭にある調理道具や食材で作ることができます。 <材料(4人分)> 高野豆腐 35g ひじき缶 80g(乾物のひじきの場合は8~10gを水戻しする) にんじん 40g だし汁 300ml(顆粒だしの場合は小さじ1を水300mlで割る) 砂糖 大さじ2 薄口醤油 大さじ1.5 ごはん 2合分 <作り方> 1:高野豆腐をおろし金ですりおろす。にんじんはせん切りにする。 2:フライパンにだし汁・砂糖・醤油を入れて火にかけ、1の高野豆腐・にんじん・ひじきを加える。 3:水分がほぼなくなるまで混ぜながら煮詰めたら、ごはんにのせる。 市販でも粉豆腐はありますが、おろし金で高野豆腐をすりおろせば粉豆腐は作ることができます。少~し骨は折れますが、このひと手間が炒り煮のポイント。