小池都知事が定例会見7月16日(全文1)8月から中小企業の従業員向け接種を開始
若年層、中高年も積極的に接種申し込みを
ワクチン接種に当たりましては、若年層、中高年も積極的に接種のお申し込みをされてください。そして職域で今、接種が猛烈に進んでいますけれども、ぜひともそれぞれ企業が、もしくは組織、団体がその運営をしておられるわけでありますので、その際は50代の方々を優先的に接種するような、そういうマインドを持ちながら進めていただきたい。それによって重症化、50代の方々の重症化を抑えていく。30代でも重症化しますけれども、亡くなられた方もあるけれども、やはり年齢が高くなるに従ってベッドを押さえる日数が長くなったりしますから、全体を考えましても50代の重症化、これまで高齢者の、さらなる高齢者の重症化をいかに防ぐかというのをやってまいりましたけど、今や50代を中心に、どう抑えるかというのが全体のコロナ対策に大きくものをいうということです。 都におきまして今、今回新たなワクチン接種会場も立ち上げることといたしました。現在、区市町村のほうでワクチンの住民接種を進めておられます。都は都民の安全・安心を守る警察職員であるとか消防関係者、できる限り夏休みが終了する前に接種を終わらせたほうがいい教育関係者、先生ですね、学校の先生。この方々に順次、接種を行って、受けてもらっています。できるだけ、これは住所、年齢に関わりなくワクチン接種を進めてもきたところであります。 それで先日すでに立川の地域防災センターなどで、この大規模な接種会場を設置いたしましたけど、このたび三菱地所株式会社のご協力で、この東京駅の下、地下のところ、行幸通りの地下の通路がありますけれども、ここを会場といたしまして、また接種、ワクチン接種を始めます。今ご覧いただいている、ずらっと並んでいますけれども、ご覧の会場で主に都として教育関係者に対するワクチン接種を実施してまいります。
青学大、一橋大、都立大に接種会場を開設
それから、あと今度は学生さんですけれども、若い世代ですけれども、先月お伝えした大学と連携したワクチン接種会場でまとまりましたので、ご覧いただいております。この会場では都内の大学、そして短大に通う学生さん、そして教職員、さらに都外に通っておられる学生さん、こういった方々を幅広く受け入れてまいります。8月の2日の月曜日から青学、青山学院大学、それから一橋大学。8月の7日開設予定にしておりますのが南大沢、東京都立大学で、これらを接種会場に開設をする予定といたしております。予約のほうですが、7月の27日の2時から予約開始といたします。 それから、同じくワクチンの接種、今度は経済団体との連携であります。経済団体と連携したワクチン接種の推進ということで東京商工会議所、東京都商工会連合会などの経済団体と連携いたしまして、中小企業の従業員の皆さんを対象としたワクチンの接種を実施するというものであります。区部については飯田橋、多摩地域は多摩センター。そして、産業サポートスクエア・TAMAというところがありますけれど、この2会場、2カ所に会場設置をいたしまして、だから区部と多摩とで。8月の2日からの接種を開始といたします。 現在、国からのワクチンの供給が減少していることによって、住民接種を行っている区市町村が、かなり対応に苦慮しているということは十分承知をいたしておりますので、都に供給される大規模接種分のワクチンにつきましては、区市町村が行う住民接種にも柔軟に活用するということで、東京全体の接種が迅速かつ円滑に進むように調整をしてまいります。引き続き区市町村としっかり連携しながらワクチン接種を着実に進めていくということであります。 それからコロナも、来週4連休があるわけですね。去年と今年と、海の日など、祝休日を変更してカレンダーを変えているわけでありますけれども、それがいよいよ4連休で、来週迎えることになります。この連休の人の流れというのが感染の急拡大をもたらすのではないかということで、この4連休の過ごし方というのはコロナの対策にとりましても重要な期間になります。 現在、あらためて申し上げますが、8月22日までが緊急事態宣言になっているわけですね。ワクチンが行き渡る、今、各地で猛烈に進めていますけれども、まだまだワクチン接種はアメリカやイギリス、イスラエルほどにはいっていないということで、これ、ワクチンが行き渡るまでの間、なんとしてでも感染拡大を防いでいかなければならないわけです。いつも言っている素手の状態です。