コロナ分科会の尾身会長が会見(全文3)みんなが納得できるぎりぎりの線
今回の場合は2つの意味があると思う
そういうところに、閉めるということが、今回の場合には2つの意味が私はあると思います。実際に大きなクラスターをそこで防ぐということと、そこが開いていると、そこにある程度、制限をかければ人がちょっと遠慮をしようと。しかし日常の買い物、食べる食材必要ですよね。そういうことですから、その辺の日常生活がこれで滞ってしまうというのはあれですから、その辺はどうバランスを取るか。ほかにも店はあるわけですよね。そういうところで、どういうふうにするかというのは、これを時間制限でするのか人数制限でするのか一時期閉鎖するとかっていうのは、これは今、国と自治体がこういう原則の下にいろんな議論がされているんじゃないかと思います。どうなるかは、私はまだ分かりません。 司会:ありがとうございます。それではほかにご質問ある方。一番前の列の方お願いします。
なぜ2週間なのか
読売新聞:読売新聞の【タケイ 01:04:22】と申します。すいません、3点ございまして。まず5割減というのは、きのうのアドバイザリーボードの西浦先生の資料にもそういった、5割減すると持続的に減るみたいな、そういったようなデータがあったと思うんですけれども、それもなんか参照されていらっしゃるのかっていうのが1つと。2番目が、なぜ2週間なのかということが2番目。それと医療提供体制のところで、地元医師会のより積極的な関与を求めるという一文が入っていらっしゃるんですけど、ここの部分をちょっと詳しくお伺いしたいと思います。 尾身:西浦さんの、あれは、5割というのは実効再生産数のことですよね。だから実効再生産数のところと人流がどれだけパラレルっていうのは分かりませんけど、あれで言っているのは、かなりしっかりと削減を、あれは実効再生産数ですから。結果ですからね。こっちは原因を言っているので。5割というところは、言葉としては一緒だけど、あそこで言っているのはかなり下げないと、あの青い線ですよね、西浦さんの。ということで、同じ方向を向いているということで考えていただければいいと思います。10割ではなくてある程度、かなり下げなければ駄目だというのが西浦さんの、で、それはわれわれも一緒です。 それと、なんでしたっけね。2週間。これはもう今から、今日は何日ですかね。12日ですか。もう2週間たつと12プラス14、26ですよね。これはもう、緊急事態宣言が30ですかね。もう近くなるんで。で、2週間とか3週間というのがある程度結果が出る。つまり今日からやったとしますよ。そうすると結果が、今日からやると、理想的には今日からやると、あしたからにしましょうね。今日は。あしたからやると、みんなが5割出なくなって、デパートも半分ぐらい減って、公園とかなんかは、もうこういうところはそれほどじゃないけど、いろんなところで、混雑しやすいようなところは5割ということがあしたから始まると、新たな感染者は、あしたのコンタクトが減るわけですね。これが2週間ぐらい続くと結果が出てくるわけですよ。つまりそれが、人流が下がって、少し感染のスピードがどうか。 そういう意味で、これをもう、今、緊急事態宣言が出ている中で、また1カ月なんていったら緊急事態宣言を延ばすことになりますね。これはやっぱり人々の合理的な考えに納得してもらえんじゃない。ともかく今は緊急事態宣言が出てるんだけど、で、いいところ、ある程度下がってるんですよ。さっき私、5割って言いましたよね。だからもう少し、この短期間にいい方向ではいってるわけですよね。