当て逃げ? 琵琶湖に“無人の水上バイク”。近くには ケガを負った 20歳代の男女2人が浮かんでいた。他の船舶等と接触したかも…との疑いが、しかし単独事故の可能性も? 調査が待たれる
無人の水上バイクが湖面に浮いており、近くに男女2人が発見された
8月18日午後1時半ごろ、琵琶湖の滋賀県近江八幡市の沖合約500メートルで、湖畔に浮いている無人の水上バイクが発見された。 その近くに20代の男性と女性が浮いているのを、 レジャーで遊びに来ていた 別の水上バイクが見つけて救助した。 2人とも、ライフジャケットを着用していたという。 消防署と警察署に通報があり、警官が現場に駆け付けたときには、すでに救急搬送された後であった。 負傷しているが、2人とも命に別条はないとみられている。 滋賀県警近江八幡署に事故について聞いてみると、現在調査中だが、現場の状況などから、別の船舶と接触して水中に投げ出された可能性もあるとみているという。 「病院に行ってまで無理に話を聞く状況ではない」という判断から、回復を待って事情を聴くという。 乗っていたのは中古の水上バイクで、小さな傷も多かったそうだ。
情報が少ない事故
水上バイクの近くに浮いていたということは、2人とも「自力では 乗り込めない事情」が あったのだろう。 現時点で明らかなのは「琵琶湖に浮かんでいた水上バイクの近くに、ケガをした2人が浮いていた」ということだけだ。 何の障害物もない 沖合約500メートルの湖上に浮かんでいたことから「他船との接触」も視野に入れて捜査しているが、これがもし「接触事故」なら、相手の船舶は事故後に2人を救助しなかったことになる。 しかし、走行中に 何らかの理由で 落水した“単独事故”で、ケガを負ったのかもしれない。
「どうして 事故が起きたかのか?」という理由が判明しないと、改善方法も提示できない。 事件性も視野に入れて捜査をするので、事故原因が公表されない場合もある。 いずれにせよ 引き続き取材を重ね、事実が確認でき次第、記事にして報告していきたい。