「東大」が「中国人留学生」だらけになっていた 大学院生の「5人に1人が中国人」…周辺には「ガチ中華」もズラリ
大学院では5人に1人
国内最難関大学として知られる東京大学に“異変”が起きている。11月下旬から12月上旬の東京都文京区の本郷キャンパス。安田講堂前の銀杏並木と工学部前に聳え立つ大銀杏周辺は中国人観光客で埋め尽くされていた。 【写真】「東大生2名」もスタイル抜群! すらりと伸びる手足…ミス日本ファイナリスト ***
高価な一眼レフカメラを手にした男性が可愛らしいポーズをする 女性を撮るのに余念がない。小さな子どもを含む家族連れも多い。東大のシンボルマークには2枚の銀杏の葉がデザインされているが、その銀杏を大いに楽しんでいたのが中国人というわけだ。黄金色に染まった敷地内から聞こえてくるのは中国語ばかり。 東大の銀杏並木の美しさは中国のSNSでも「美しい風景」として紹介されているため最盛期になると大勢の中国人が集まってくる。安田講堂地下に広がる生協食堂も物珍しさもあって中国人観光客が列をなしていた。 実は増加しているのは中国人観光客だけではない。東大に入学する中国人も近年激増しているという。 東大の教員がこう明かす。 「留学生総数は2000年頃に2000人を突破し2010年代に入ると一気に増加。2010年代半ば以降から急ピッチで増え始め、今年11月時点で5200人を超えています。国別で見ると最も多いのが中国で、東大全体の留学生の3人に2人は中国人。2位の韓国は全体の約7%であるのに対し、中国人留学生の割合は68%と圧倒的で一大勢力をなしています」 特に中国人留学生が多いのは大学院だ。学部生は全学部総数約1万4000人のうち留学生は460人で約3%余。一方、大学院は同じく約1万5000人のうち国費と私費を合わせた留学生は約5200人となり、そのうち約3500人が中国人 というから驚く。およそ5人に1人が中国人となるのだ。なぜ東大大学院にこれほどの中国人留学生が押し寄せるのか。 「中国の難関名門大学として北京大学や清華大学、四川大学、大連理工大学、中国海洋大学、上海交通大学、復旦大学など39校の重点大学がありますが、例えば北京大学の競争率は3300倍という恐ろしく狭い門なので合格は至難の業。これら39校への合格を諦めて比較的入りやすい大学に入学した学生たちが、4年後に大学院進学を考えた場合、日本の東大が格好の志望校になるのです。アジアにおける東大の知名度は抜群ですし、正直言って昨今の東大大学院は学部に比べてかなり入りやすい。中国人留学生にとっては日本最難関大学の大学院への入学で“受験リベンジ”、別の言葉で言うと“学歴ロンダリング”が果たせるので格好の穴場になっています」(東大関係者)