大正時代の『婦人公論』に見る100年経っても変わらない健康法。適度な睡眠と運動、嫉妬や過労を避ける…。現代中高年女性の健康法アンケート結果は?
創刊以来、《女性の生き方研究》を積み重ねてきた『婦人公論』。この連載では、読者のみなさんへのアンケートを通して、今を生きる女性たちの本音にせまります。前号から、読者のみなさんが健康にかけるコストについての調査結果を発表しています。今回は「お金をかけずにしていること」を聞いてみました。まさに、継続は力なり。地道な心がけが結果に表われている人も少なくありません――。 【写真】1926(大正15)年『婦人公論』7月号の特集タイトルは * * * * * * * 【回答者数】208人 【平均年齢】67・09歳 【回答者の内訳】60代…70人/70代…60人/50代…29人/80代…25人/40代以下…17人/90代…4人/不明…3人 ◆Q. 健康維持のためにお金をかけずにしていることは?(複数回答可) ◆継続の力は、プライスレス 日々の生活のなかでコツコツ積み重ねていくことにこそ、お金をかける以上の効果があるのかも 【仕事】●1年前から、週3回、朝7~9時にスーパーで食品の品出しのパートを始めました。近所の人に会うこともなく、趣味、習い事、通院の妨げにもなりません。何より、お金のかからない健康法です (61歳・パート) 【自転車】●ガソリン代が高騰したので、1年前から車をやめて自転車で移動するようにした。10kmくらいの距離までは自転車で行く (64歳・パート) 【その他】●30年ほど前に習っていたヨガをもとに、起床後、床の上で10~20分程度、自己流で体の弱い部分を鍛えている。 やり始めたのは80歳。それまで薬に頼っていたが、飲むことに疲れてしまい、人生を捨てようと思いかけたとき、今の飼い猫と出会って勇気が出た。 それから薬を飲むのをやめたら、身体が軽くなり、思考力も戻った。この猫が元気なうちは自分も元気でいなければ、という気持ちが大きいような気がする (88歳・年金受給者) ※紹介したコメントは個人的な体験・感想であり、食品や運動、施術などによる効果を示すものではありません
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