大阪府・吉村知事が定例会見7月29日(全文1)「お楽しみ大阪マイル」を新設
お得な制度を付けるべきじゃないか
そのためにじゃあ何をするのということなんですけど、まず府民の皆さん、事業者の皆さんの声を聞いています。どこが問題ですかと、普及するためにどうしたことが必要ですかという声を聞いています。その代表的なのがこの3つです。1つが登録はするんだけども、登録するときになんかお得な制度、お得なポイントとか、なんかお得なものがあったらもっと広がるんじゃないかという声も受けています。今は単に登録するだけですので、コロナの陽性者が出て、一定の基準になったらお伝えするというふうにしていますから、何かお得な制度があるわけではありません。社会防衛のためにお願いしているわけですけども、お得な制度を付けるべきじゃないかということでこれをやります。「お楽しみ大阪マイル」というのを新設します。 それから2つ目で、登録するときに、これアプリは不要なんです。その点は非常に便利なんですけれども、QRコードを読み込んだあと、メールアドレスを入れていただくと。もしなんかあったときにそこに連絡する先のメールアドレスを入れていただくことになっていますが、そのメールアドレスを入れる一手間が面倒くさいという話があります。特に高齢者の方なんかはそういうような意見がある。メールアドレスも入れなくていい仕組みにしてくれないの? という声が上がっています。これをできる仕組みに変えました。 3つ目ですが、これは事業者のほうです。小さな商店、飲食店になってくると、そもそも店にプリンターがないと。だからこれはダウンロードというか、大阪府に登録するのは簡単だけど、QRコードのシステムの、あの形の中で、あの形で発券というか、プリントアウトがなかなかできないから、そこでもうやめてしまっているという声も聞きますので、印刷しやすい「お助けチーム」というのをつくります。
特典提供企業には広告料を減免
具体的な中身です。8月17日から運用を開始します。利用者の皆さんが大阪コロナ追跡システムのQRコードを読み込んでくださいましたら、そこに大阪マイルというポイントを付与していきます。一定のマイルをためた利用者の皆さんを対象にしまして、定期的に抽選を行って、当選者には特典、お得な特典を付けていきます。併せて、マイルをためる画面に特典の提供企業などの企業広告を掲示します。ここの特典の提供企業は広告料は減免をしていきます。特典を出してくれる企業については広告料は減免をしていきます。減額をしていきます。 具体的な流れですけども、まずここで居酒屋Aを、この利用者の方、この方が利用すると。そこで登録をしたら、まずここでマイルを獲得する。観光名所に行って登録したらマイルを獲得すると。そして一定マイルが達成すると抽選になって特典をゲットする。ここにいろいろ書いていますが、いろんな特典であったり、割引チケットであったり、クーポンであったり、いろんなそういった、50%オフと書いてますけど、特典。この中身は詳細は後日発表しますが、利用者にとって特典がある仕組み。これをつくっていきます。 もう1つ。どんな画面になるかというイメージですけども、このコロナ追跡システムを登録すると、登録が完了しましたという画面が最後出てきますが、そこに大阪マイルをためるというボタンを作っておいて、そこのボタンを押してもらったら大阪マイルがたまりました、あなたの現在のマイル数はこんだけですというのを表示できるようにします。その画面の下に1社だけになりますが、広告を掲示するスペースを作ります。ここに広告主が入ってもらいます。 今、決まってるのは、ぐるなびさんとか、日立製作所、上新電機、アカカベさんが決まってますが、こういったところに広告を非常に安くやります。これは1週間で10万円、ずっと載り続けます。非常に、今でも延べ人数で90万人の方に登録してもらっていますので、非常に安い広告料で広告ができると。併せて特典を出してもらって、全員がWin-Winの形になるような仕組みをつくって、全体として大阪コロナQRシステムが広がっていくということを目指したいと思います。