大阪府・吉村知事が定例会見7月29日(全文1)「お楽しみ大阪マイル」を新設
第1波より多い感染者数が出ている
これはもちろん飲食店、経営されている皆さんからすると、またそもそも売り上げが下がっているところに大きな打撃だということになるというふうに思います。僕自身も、そういった声も届いていますし、親しい方でも飲食店を経営されている方もいると。非常にしんどい状況だというのは分かっているので、本来であれば僕もこういうことをあまり言いたくはありません。ありませんが、やはり知事という立場で社会全体を守っていくということを考えたときに、感染が広がりつつあるところで、やはりその環境を抑え込んでいくというのが非常に重要な段階に来ているというふうに判断をしました。 155名、昨日は陽性者が出たということで、陽性者の内訳は第1波と全然違うんですが、やはりそういった状況でもあります。第1波よりも多い感染者数がすでに出ているという状況で、かつ、前回みたいに全ての社会活動をストップさせるということはもう今やらない中での対策ですので、これから8月1日から20日間、ぜひそこをお願いしたいと思います。 それともう1つ、やはり感染症対策を取っている店と取ってない店があります。取っている店にはこの感染防止のステッカーを発行しています。今日もこのあと、これ発行しやすい仕組みをさらに記者発表しますが、これを掲示しているお店をぜひ利用していただきたいというふうに思います。感染症対策を取っていない店ではなくて、きちんと感染症対策を取っているお店をぜひご利用いただきたいと思います。 今般、かなり20代、30代の方中心に見えてきているのはやっぱり飲食を伴う場です。そこでどんちゃん騒ぎをする、ホストクラブ、キャバクラも含めてそういったところでわいわいする、ここで確実に広がってきているということですから、ぜひそこは気を付けていただきたいと思います。
大阪コロナ追跡システムをさらに進化
それを防いでいく仕組みの1つとしまして、大阪コロナ追跡システムというのを以前から大阪では採用しています。この間、多くの方にご利用いただいていますが、今日の記者会見においてはこれをさらに進化させていきたいと思います。一言で言うとこれまで少し手間だったQRコードを読み込んでからメールアドレスを打ち込むのをお願いしましたけど、メールアドレスを打ち込まなくてもいい仕組みに変えていきました。また、お店の側もQRコードを発行するときにプリントアウトするやり方がちょっとないとか、印刷機がないとか、プリンターがないとかいう声もありましたので、そういったものを支援する仕組みもこのあとご説明をいたします。 QRコードで、そこで陽性者が出た場合にはお知らせをして囲い込みをすると。またそのQRコードを発行するに当たって、感染症対策をしっかりお店の皆さんにも取っていただくと。そういったステッカーとこのQRコードシステムは広げていきたいと。そして今日はその追跡システムの普及促進、またお店の側にもポイント、登録する方にもメリットがあるような大阪のポイント制度、これもやっていきます。つまり新たにポイント制度を利用して、お得なポイントを付けることで、このQRコードシステムを広げていくというやり方。それから登録のときにメールを打ち込まなくてもいいというやり方。それから印刷をしやすくする。この3点をそろえて、さらに広げていきたいと思っています。 具体的に説明します。まず現状の大阪コロナ追跡システムですけども、現在90万人の方に登録のご利用をいただいています。そして事業者の方、こちらは非常に重要になってきますが、施設でいくと2万2000件の方にご利用をいただいています。登録をいただいています。登録というか、QRコードの発行をしていただいています。うち、飲食店は1万店舗になります。ですのでイベントと合わせたら2万4000件ですから、これもまだまだ不十分だといえば不十分ですけども、かなり多くの方にこのQRコードシステム、大阪コロナ追跡システムをご利用いただいているという状況です。これをさらに登録を増やしていこうという考え方。