現実の曽々木に住んでいる人の声がとても嬉しかった―封建時代街作りサバイバル『Sengoku Dynasty』開発スタッフインタビュー
開発チーム:もちろん!『七人の侍』や『切腹』など古典的な時代劇や歴史ドラマから影響を受けています。個人的には『楢山節考』の、村での日々の生活の描写がとても好きですね。とはいえ、私たちのゲームでは物語性よりもゲームシステム的な面を重視しているので、例えば戦場に生きる侍の道を選んだり、作物を育てる農民として生きたりと、プレイヤーは自分の物語を自由に生み出すことができます。
――開発チームは元々戦国時代の日本というテーマに興味があったのでしょうか?
開発チーム:封建時代の日本を題材としたゲームを作りたいと考えてはいたのですが、映画や漫画以外での日本史についての私たちの知識は限られていました。『Sengoku Dynasty』を史実にきちんと基づいた作品にするため、私たちは歴史家の方と協力して知識を深めました。戦国時代が私たちの作品には最も合う時代だろうとアドバイスしてくれたのもその方です。
――研究者や資料を元に時代考証を行ったという『Sengoku Dynasty』ですが、開発で一番参考したのはどのような資料でしょうか?
開発チーム:網野善彦氏の「歴史を考えるヒント」は、本作のストーリーの方向性を強固に形作った資料だと言えますね。デザイン面においては、歴史家の方に提供していただいた書籍や博物館の資料を参考にしました。
資料の中には、ヨーロッパから閲覧できないものや翻訳されていない資料も多かったので、本物の日本の資料を参考にするのは骨が折れましたね。この点については翻訳家の方に大いに頼ることになりました。
――『Sengoku Dynasty』について、日本人ユーザーからの反応やフィードバックもありますか?もしあるなら、ユニークだなと思ったものを教えて下さい。
開発チーム:日本の皆さんには本作をとても支持していただき、好意的なフィードバックも改善案も本当にたくさんもらっています。どちらもゲームの開発には欠かせないものなので感謝しています。日本からのゲームレビューやコメント、Xでの投稿を読むのを助けてくれているAI翻訳ツールに助けられていますね。
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