家族や自分を守るために...! 冷蔵庫の中でも意外と「保存期間が短い」食品3選を知っておこう
冷蔵庫に入れたからといって、いつまでも食材が持つわけではない。ほんの数日前に買ったレタスが、食べようと思ったころには既に茶色くなっていたり、汁がでて悪くなってしまっていたりしたら、とてもショックなはず。ほかにも、目に見えない菌が増殖しているのに、気づかずに食べてしまって下痢や嘔吐を引き起こす可能性も...。子どもや高齢者、妊娠中の女性などは特に注意が必要だ。そこで、本記事では冷蔵庫での保存期間が短い食品と、より新鮮さを保つためのコツをご紹介。カビが生えたり、腐った食品を食べたりしないよう、以下のガイドを参考にして。 【写真】まな板や、スポンジって「いつが替え時」? 雑菌が繁殖して怖いことに...?
ご飯
炊いた米について、米政府が推奨している冷蔵保存での日持ちは4~6日。だが、専門家の推奨は炊飯後1~2日以内に素早く消費することだという。「セレウス菌と呼ばれる、胃腸の病気を引き起こす細菌を予防するためです。細菌の芽胞は熱に強く、調理しても死滅しません。28~35℃の温度で一気に増殖し、食中毒につながるため、注意が必要です」。 また、常温(お弁当など)の場合は数時間で食べきること、炊飯器で保温にしている場合であっても、24時間以内に食べきることが安全とされているケースが多い。最も長く日持ちする保存方法は冷凍。冷凍ご飯にした場合は、約1ヶ月までであれば、食べても問題ないとされている。
ゆで卵
実は生卵よりも注意が必要なのが、ゆで卵。ゆで卵は冷蔵庫で保存してから一週間以内に食べきること。「ゆで卵は、黄身や白身に十分に火が通っていない半熟の場合、サルモネラ菌やリステリア菌などの細菌が繁殖している可能性があります。殻にも細菌が繁殖している可能性があるため、殻にヒビの入ったものは食べずに捨てることをおすすめします」と話すのは、KAK Nutrition ConsultingのCEOであり、クリーブランド・クリニックで管理栄養士として働くクリスティン・カークパトリック氏。「細菌の繁殖を防ぐには、ゆで卵は4℃以下で保存する必要があります」。
レタス
「レタスは水分活性の高い食材。水分活性とは、食品中の微生物が利用できる水分割合のことで、この数値が高ければ高いほど、微生物が増殖しやすくなります」とベンスリー氏。 とはいえ、正しく保存すればレタスは30日間も日持ちする。ポイントはレタスの葉をアルミホイルで包み、冷蔵庫に入れること。「レタスの水分活性は、袋や容器の中にキッチンペーパーを入れることによっても下げることができます。キッチンペーパーがレタスの葉から出る水分を吸収してくれるのです」。 ※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
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