テストで見えた勢力図、YARTは今年も驚速か? | 鈴鹿8耐2024 プレビュー
そして、更なるダークホースになると考えられるのがBMWワークスの「BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM」です。このチームはEWCのトップチームの中ではダンロップタイヤを履いているのが特徴で、ブリヂストンが優勢の鈴鹿8耐ではアウェーの舞台。しかし、鈴鹿8耐ではJSB1000で開発が再び進み始めた住友ゴム工業のダンロップタイヤを履くことになっています。昨年以上にバックアップ体制が強力になった状態で真夏の鈴鹿8耐を戦うことができるのです。雨などトリッキーなコンディションが混ざれば上位進出は十分にあり得ると考えられます。
実はあまり強い印象には残っていないかもしれませんが、昨年の6位フィニッシュは日本車以外の外国車による鈴鹿8耐のベストリザルトです。今年はドゥカティも本格参戦するので負けられない鈴鹿8耐ですが、淡々と上位を狙ってくるでしょう。
他にもスズキワークス「Team SUZUKI CN Challenge」の参戦など話題が満載の鈴鹿8耐。要素が絡み合い生まれるドラマの目撃者になって楽しみましょう!
文:辻野ヒロシ
辻野 ヒロシ