「はしゃぎたい人と静かに見たい人で席を分けて」――コロナ以降のライブ鑑賞、ファンの心境変化
「はしゃぎたい人とゆっくり静かに見たい人で席を分けて」
「Yahoo!ニュース オリジナル 特集」が行ったアンケートでは、「ライブに参加している最中に、他の観客の行動でやめてほしいと思うこと」や「今後変わってほしいと思う鑑賞マナー」などについて、リアルな声が数多く寄せられた(2022年12月26日~2023年1月10日、「コロナ禍以降のライブ・コンサート鑑賞マナー」について5000人を対象にアンケート調査を実施)。 「声出し」については、賛否両論の意見が上がった。 「ライブは声を出してなんぼ。観客の掛け声が必要な歌もあり、一体感を味わえる」「海外ではそれが普通。日本も世界基準に合わせるべき」「出演者のパフォーマンスが違ってくる」といった「声出し歓迎」の声のほか、「マスク着用ならOK」という意見も多数寄せられた。 一方、「あなたの歌を聞きに来たわけではない」「肝心のアーティストの声が聞こえない」「古参のファンが、新規ファンにコールの仕方を押し付けてくるのが迷惑」「もともと静かに見たかった。コロナ禍で声出しなしになってよかった」という意見も。 そのほか、「高齢なので声出しするようなライブには当分は行かないようにする」「換気の時間を作ってほしい」など、感染を心配する声もある。
迷惑だと感じる事例はさまざま挙がっているものの、実際に注意したことのある人はわずか4%。多くの人が言わずに我慢しているという結果に。「直接注意すると角が立つので係員に言うようにしている」という意見もあった。 また、今後変わってほしいこととして、以下のような声が目立った。 「はしゃぎたい人とゆっくり静かに見たい人で席を分けてほしい」 「同調圧力がない、自由なスタイルで鑑賞したい」 「もう少し間隔を空けて鑑賞できればいいな」 「コロナ終息後もライブビューイングは続けてほしい」 「エリアを分ける」ことに触れた意見は多く見られ、座席の配置は工夫が期待される。