【アイビスSD】韋駄天S上位の先行馬がアツい マウンテンムスメ、チェイスザドリームを高評価
外枠優勢だが
新潟直線コースが生まれて今年で24年目になる。今年の春開催まで604レース(1着同着1回あり)が行われ、8枠は141勝。7枠も合わせると251勝で、全体の約41%を占める。周回コースの内枠と比べても、外枠のアドバンテージはかなり大きい。これだけ抜けていると、当然、各騎手が外ラチに近いポジションを狙ってくる。多頭数で行われる直線競馬では、外側の密度は高く、周回コースの内ラチ沿いよりはるかに厳しい渋滞が発生する。直線競馬はダッシュ力も必要不可欠だが、密集した馬群を縫うように追いあげられる器用なさばきも欠かせない。 【中京記念2024 推奨馬】1800mは勝率55.5%、複勝率88.8%で超得意! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 前記と比べると、夏の到来を告げる重賞は内外の差は気にするほどではなく、21年14番人気3着バカラクイーンの内ラチ強襲など、大胆な策も可能になる。ゴチャつくぐらいなら内を攻める。直線競馬はいまや決して外枠だけを検討すればいいレースではなくなった。データは過去10年分を使用する。 1番人気【6-2-0-2】勝率60.0%、複勝率80.0%と非常に強力だ。それゆえ2番人気【1-4-0-5】勝率10.0%、複勝率50.0%以下は横並びの印象で、7~9番人気各1勝と、堅いか荒れるか極端なレース。1番人気が信頼できると踏むなら、これを中心に手広く組み立てたい。ちょっと危険だなと感じたら、思い切って穴馬を狙ってもいい。 今年は登録がなかった3歳は【1-2-1-6】勝率10.0%、複勝率40.0%。勝ったのは21年オールアットワンス。当時は1200mのオープン、重賞【1-0-2-1】という戦歴だった。好走馬は葵S上位や古馬相手に芝1200mで2勝クラス勝利など近況、1200mで結果を残した馬が目立つ。 一方、古馬勢は5歳【4-5-5-33】勝率8.5%、複勝率29.8%、7歳~【3-0-1-36】勝率7.5%、複勝率10.0%とスピード勝負だが、ベテランが奮闘する。その好走パターンはわかりやすく、23年1着オールアットワンス、17年1着ラインミーティアなど直線競馬の適性がポイントになる。