【おとなの相談室】同居の父が夜中動いて困る…「眠れない」にどう対応する?夜よりも、日中の習慣を改善しましょう
◆寝る為の「日中の生活」 本来眠るためには、動いて、エネルギーを消費する必要があります。 動いて、ちゃんとエネルギーを発散させれば眠れるというのは、子どもと同じです。 日中は、刺激的にして、活動量を確保しましょう。 そのために、具体的なにどう昼間を過ごしたらよいでしょうか。 まずは禁止事項から!……ずばり、1時間以上の昼寝です。 15分や30分であれば構いません。 日中に1時間以上眠らないと、睡眠が足りていないようであれば、まず医者に相談したほうがいい段階です。夜しっかり眠るために、1時間以上の昼寝はしないようにしましょう。 ベッドにずっといると、ついついうたた寝してしまうこともあります。ぼーっとしてメリハリがなくなりがちです。 まずシャキッと「昼を作る」には、【場所の効果】を使いましょう。 寝る場所・活動する場所を変えて、私室から居間へ移動する。ワンルームで生活している場合でも、ベッドや布団から出る、外への移動する……など方法はあります。 そして、運動ですが、無理はしない・させないこと。 ラジオ体操や、部分体操の番組コンテンツを使ったり、(買い物や)散歩に誘ったり……何かしら日中に動くアクションを追加しましょう。 趣味があれば何か日中に夢中になれるのでよいのですが、なかなか楽しめるものを見つけるまで時間がかかる人や見つからない人もいます。体験を増やし、切っ掛けをつくるために、地域で行っているちょっとした課外活動へ参加を促すのもいいですね。ただ新しいコミュニティに入るのにはストレスがかかるので、苦手そうな場合は、散歩から。真夏の暑すぎる日や真冬の荒天時は無理ですが、ちょっと外へ出て人に挨拶をしたり、空を見たり……「いつものこと」として行える散歩はいい運動です。 それも難しかったり面倒くさがったりするようならば、「深呼吸」でも構いません。 腹式呼吸であれば尚のこと望ましいのですが、「深呼吸」もしっかりと行えば、十分、運動になります。ハードルは極力低く……けれど「身体をちょっとでも動かさせる」意識が、同居人には必要です。