遺贈の寄付先を一覧で紹介! 特徴や選び方のポイントも解説
5. 自然や動物に関する遺贈寄付先一覧
自然や動物に関係する遺贈寄付先の候補団体としては、以下の例が挙げられます。 ・公益財団法人 日本盲導犬協会 ・公益社団法人 日本動物病院協会 ・公益財団法人 日本自然保護協会 ・公益社団法人 日本動物園水族館協会 ・公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン 5-1. 公益財団法人 日本盲導犬協会 公益財団法人 日本盲導犬協会は、良質な盲導犬の育成などを行い、視覚障害者が安全に生活し、かつ社会参加できるようにサポートしている団体です。盲導犬と視覚障害への理解を広げる活動、引退した盲導犬のケア、訓練士の育成なども行っています。 日本盲導犬協会に寄付した遺産は、盲導犬の出産設備の維持管理、訓練費用、医療費、引退後のケア費用などに活用されます。 視覚障害者が安心して暮らせるバリアフリー社会を実現するために遺産を使いたい場合は、日本盲導犬協会への遺贈寄付を検討しましょう。 5-2. 公益社団法人 日本動物病院協会 公益社団法人 日本動物病院協会は、人と動物の共生社会の実現を目指し、主に動物医療の充実化を図るために活動する団体です。教育セミナーを広く提供して動物医療従事者の知識や技術を高めるとともに、動物を使った療法であるアニマルセラピーなどを通して動物病院の地域社会への貢献を推進しています。 日本動物病院協会に寄付した遺産は、動物病院および動物医療の充実に関する事業、または動物病院による地域社会への貢献を推進する事業に活用されます。 動物医療を発展させるために遺産を使いたい場合は、日本動物病院協会への遺贈寄付をご検討ください。 5-3. 公益財団法人 日本自然保護協会 公益財団法人 日本自然保護協会は、日本の絶滅危惧種をはじめとする自然を守るための活動を行う団体です。生態系に大きく関わる自然の保護や、その守り手を増やす活動などを通じて、自然を生かした持続的な社会をめざしています。 日本自然保護協会に寄付した遺産は、沖縄県辺野古の埋め立てや東北で進む巨大防潮堤建設などの自然保護問題を解決するための事業や、森林生態系の協働保全管理などの活動費として活用されます。 日本の自然を保護するために遺産を使いたい場合は、日本自然保護協会に対する遺贈寄付が有力な選択肢と言えます。 5-4. 公益社団法人 日本動物園水族館協会 公益社団法人 日本動物園水族館協会は、希少動物の保護や調査研究などを行い、国内における動物園や水族館の発展を目的に活動する団体です。 日本動物園水族館協会に寄付した遺産は、日本各地の動物園や水族館と連携して、生物の保全活動や動物福祉活動のために活用されます。 日本における動物園や水族館を発展させるために遺産を使いたい場合は、日本動物園水族館協会への遺贈寄付をご検討ください。 5-5. 公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン 世界自然保護基金は、現在100カ国以上で活動している国際的な環境保全団体です。日本では公益財団法人として活動しています。自治体や漁業者と連携しながら科学的調査を行い、その結果に基づいて自然を保全するなど、現実的かつ確かな成果を目指した活動を行っています。 世界自然保護基金ジャパンに寄付した遺産は、生物多様性の回復や脱炭素社会の実現など持続可能な社会の仕組みづくり、野生動物の絶滅を防ぐ活動、動物が野生に復帰するためのリハビリ費用などに活用されます。 幅広い地域の自然を保護するために遺産を使いたい場合は、世界自然保護基金ジャパンに対する遺贈寄付が有力な選択肢です。