【札幌記念】ソダシら連覇狙った馬は8連敗中 プログノーシス連覇の可能性を探る
GⅡ昇格後、連覇はエアグルーヴのみ
1998年の芝中距離路線の主役といえばサイレンススズカだった。宝塚記念で見事にGⅠ初制覇を達成。そのレースで3着だったのがエアグルーヴである。同馬がその次走に出走したのが連覇を狙った札幌記念だった。当日は単勝1.3倍の圧倒的人気にしっかりと応え、3馬身差で圧勝した。 【札幌記念2024 推奨馬】勝率50%&複勝率100%の鉄板データを持つ!実力は日本トップレベル SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) それ以降、札幌記念を連覇した馬はまだいない。今年はプログノーシスがその偉業に挑む。そこで今回はGⅡ昇格後に「連覇に挑戦」した馬たちに注目して、過去のレースを振り返っていく。
ディープインパクト産駒サングレーザーは2着
GⅡ昇格後、連覇に挑戦したのはエアグルーヴも含めて9頭。その馬たちの連覇挑戦時の成績は下記の通りだ。 1998年 エアグルーヴ 1着 2001年 ダイワカーリアン 4着 2009年 タスカータソルテ 15着 2010年 ヤマニンキングリー 14着 2014年 トウケイヘイロー 11着 2018年 サクラアンプルール 6着 2019年 サングレーザー 2着 2022年 ソダシ 5着 2023年 ジャックドール 6着 成績は【1-1-0-7】となっている。エアグルーヴ以降で唯一連対したのが2019年のサングレーザー。レースは道中内々で脚をため、4コーナーを上手く立ち回り、先頭に並びかけ最後の直線へ。そのまま押し切るかと思われたがブラストワンピースに差し切られた。サングレーザーは今年連覇に挑戦するプログノーシスと同じディープインパクト産駒。ということで同産駒の札幌芝2000m成績を調べてみた。 2014年以降、ディープインパクト産駒は札幌芝2000m戦で23勝、勝率11.6%、連対率23.7%、複勝率31.8%を記録している。同期間の勝ち星ランキングでも1位だ。 1位 ディープインパクト産駒【23-24-16-135】勝率11.6%/連対率23.7%/複勝率31.8% 2位 ハービンジャー産駒【14-14-25-142】勝率7.2%/連対率14.4%/複勝率27.2% 3位 ハーツクライ産駒【13-12-9-132】勝率7.8%/連対率15.1%/複勝率20.5% 2位のハービンジャー産駒が14勝なので9勝差をつけ独走状態。洋芝も決して苦手ではないことが分かる。 またディープインパクト産駒は札幌記念で【4-3-1-14】勝率18.2%、連対率31.8%、複勝率36.4%で4頭(ハープスター、ディサイファ、サングレーザー、プログノーシス)の勝ち馬を輩出している。