「プレイヤー評価だけで組織で突き抜けられる?」幅を広げたい中堅の焦りを田端信太郎さんに相談した
「いい人なんだと思うけど…」30代、突き詰めて考えるべきことがある。
田端さん: なんか、ずっと聞いてると「まわりからどう思われるか」っていうことばかり気にしてるよね。 …正直、それはあるかもしれません。 田端さん: それよりも自分は何のために仕事してるのかってことを突き詰めるべきなんじゃないの? 「編集人として世の中をこう変えたい」とかそういう思いがあって仕事してたら、まわりの評価なんてどうでもよくない?って思うけど。 ましてや、社内で横の人にどう思われてるかとか、俺はあんまり興味ないですね。 天野: そうですよね。 田端さん: たぶん、いい人なんだと思うんですよ。 組織のなかでクッションみたいにいろんなやり取りの間で仕事をしてるっていうのは、人柄も含めてめちゃくちゃ伝わりますよ。 でも、たまにこういうふうに「俺は俺なりにエゴがあるんだぞ」って気持ちもにじみ出てしまう。 天野: お話を聞いてて、自分のなかで矛盾してるところがあるんだなと思って… チームプレーでやっていくところに快感があると言いながら、自分もちょっと目立ちたいみたいな。 田端さん: 人間だからそんなもんだけど、俺からしたら、チームプレーだろうがスタンドプレーだろうが、勝つためにやってるんじゃないんですか?と思う。 勝てばいいのか、お客さんを喜ばせればいいのか、観客が増えればいいのか…そもそもどうなればいいのかをぼんやりさせたままだから、なんとな~く「身のまわりの人に嫌われたくない」「だからといってリスクも取りたくない」「でも評価もしてほしい」「感謝もしてほしい」… うわー、めっちゃわかるな(笑)っていう。 経営陣の皆さんだって、絶対いろんなことで悩んでいるはずだから、そういうときに、現場から建設的に意見を打ち明けたらいいじゃないですか。 そして、「ただの絵空事じゃなくて、僕だったらちゃんと畳めますよ」と。 天野: ちょっとマジレスを食らいすぎて限界が…… 今日のお話を踏まえて、自分の進むべき方向が二つ見えたなと思うので、またご指導いただければ… 田端さん: はい(笑)。これボツにならないよね?(笑)