大阪府・吉村知事が定例会見6月30日(全文4)表現の不自由展「明らかに差し迫った危険がある」
反日プロパガンダの作品との評価に変わりなしか
吉村:だから今、先ほど申し上げたとおりです。自分の子供が仮にですよ、じゃあ記者さんの子供がいて、赤ちゃんがいて、そしてその保育所に預けていますと。そのときにこの不自由展をやって、大きな衝突が起きたり、大きな、わあわあされることが、本当にそのリスクを受けなきゃいけないんですかと。僕はそれは違うと思っています。もちろん表現の自由の国なので、それをいろんな施設でやろうと、それは自由だと思います。共同通信の会社の中でやってもらってもいいと思います。支援者の中でやってもらって、自由にやってもらったらいいと思うんですけど、この施設においてはそのリスクは非常に大きいのではないかというふうに僕自身は思っています。 共同通信:最後に1つ。過去に「不自由展」の作品について反日プロパガンダの作品と評価されていたと思うんですけれども、その考え方は今も変わらないでしょうか。 吉村:僕自身の評価は変わりません。そう思っています。ただ今回はまさに、あいちトリエンナーレと違って愛知県が主催になって公金を投入して自ら実施するもんではありません。大阪府が自ら公金を投入して自ら主催するものでもありません。ですので、これは民間が行うものですから、やはりルールに基づいて判断する必要があると思っています。僕自身は「表現の不自由展」については先ほど申し上げたように思っていますし。 だけれども、ただそれは僕が思ったからそれをもって使用を取り消すとなるのは違うというふうにも思っています。使用許可のルールというのがあって、管理運営上、支障を来すものについては使用不許可とするというものがあるわけですから、それに基づいて指定管理者においては判断したというふうに思っています。だから、そこまで言うんだったら共同通信の会社でやったらいいんじゃないかなと思います。 司会:よろしいですか。そしたら次の質問お願いいたします。じゃあ一番後ろ、NHKさん。