大阪府・吉村知事が定例会見6月30日(全文1)まん延防止に移行後、人出が急増
大阪府の吉村洋文知事は30日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が定例会見(2021年6月30日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2021年6月30日) ◇ ◇
100人前後ぐらいの数で推移
司会:それでは定例会見を始めさせていただきます。最初に知事から説明がございます。よろしくお願いします。 吉村:私からは4点です。まず1点目です。新型コロナウイルスの感染状況についてです。この間の新型コロナウイルスの感染状況ですけれども、このあと少し説明させていただきます。まずこの感染の急拡大、第4波は非常に大きな波となりましたが、府民の皆さん、事業者の皆さんの本当にご協力で、なんとかこの感染の急拡大というのは抑えている状況であります。現状ですけれども、100人前後ぐらいの数で日々の陽性者が推移しているという状況です。少ない曜日は40名、50名という状況であります。 ただ一方で、この間、やはりこの感染の急拡大、再拡大、リバウンド、これを防止する必要があります。まさにまん延防止期間は、その期間であると思っています。とりわけ第4波が生じたときと今と非常に状況がよく似ているという傾向がありますので、より注意が必要だと思っています。第4波が生じたとき、緊急事態宣言が解除されたとき、あの当時を振り返りますと1日の新規陽性者は50名ぐらい、少ない曜日で50名ぐらい、100名前後という状況でした。そして変異株がどうもあるのではないかという状況。そしてそのあと人の移動、動きが大きく生じる3月末、4月を迎えるという状況でした。そして緊急事態宣言が解除されたという状況です。
まん延防止に移行してから人出が急増
その中で現在の状況を照らし合わせて、それから第1波、昨年ですけど、第1波もやはり4月に波が起きたという状況でした。これ、今と照らし合わせて考えますと、まさに新規陽性者もほぼ同じような人数、重症患者数もほぼ同じような状況です。そして変異株、前回はイギリス型のN501Y変異株でしたが、現状はデルタ株、インド株といわれている、より感染力が強いものがもうすでに大阪では見つかっています。L452R株というものが見つかっていると。まさに株が置き換わりつつある、そんな状況にあります。非常によく似ています。そして昨年は第2波が7月末から8月上旬にかけて起こりました。その時期をこれから迎えようとしています。 それから人出ですね。ちょうど7月中旬から末にかけて夏休みに入ってきて、大きく人の動きが生じる時期にも入ってきます。そして緊急事態宣言が解除されたという状況です。解除後の人出のデータを見ますと、前回の第3波のときも解除後かなり人出が生じるというデータが見て取れましたが、今回も人出が急増していると、まん延防止に移行してからさらに急増しているという状況であります。非常に状況が重なっています。7月の中旬、下旬、8月上旬、警戒しなければならないこの期間に、皆さんの感染対策へのご協力をぜひお願いしたいと思います。 まず感染、新規陽性者の数についてです。これは先ほども説明しました。これは第3波、第4波です。この間、感染者、ぐっと減りました。減った状態でこの間、3週間ぐらい続いていますが、ほぼ横ばいになっています。これは第4波が始まる前と非常によく似ているというような状況です。このときはこの波が来るかどうか分からなかったわけですけども、この波が起きたと。今回もこの先の未来というのはまだ分からないわけですけれども、大きな波にしないということが非常に重要だと思っています。 そして7日間の移動平均ですけれども、これは年代別です。ブルーが20代・30代、そこからだいたい年代が下がってきますが、第4波が起きたときもやはり若い年代から先に起きて、そのあと次の年代へ移っていくというような状況でした。今回、見張り番指標、まだついていませんが、見張り番指標がつきかけた状況もあって、やはり20代・30代で少し拡大の傾向があるのではないかとみています。