レスリングでパリ五輪内定の清岡幸大郎と石黒隼士が帰国「勝つのは当たり前」
キルギスで行われたパリ五輪アジア予選で五輪出場が内定したレスリング65キロ級の清岡幸大郎選手と86キロ級の石黒隼士選手が21日、成田空港に帰国しました。 【画像】パリ五輪メダル獲得予想 日本は49個 2023年12月の全日本選手権で東京五輪の金メダリスト・乙黒拓斗選手を破りアジア予選の出場権を獲得した清岡選手は、アジア予選準決勝で中国選手に勝利し、初の五輪出場が内定しました。 清岡選手は五輪内定に対して「実感があまりわいてない。勝つのは当たり前というか、自分の中ではとって当たり前という生活をしてきたので、そういう意味でオリンピック決めたという気持ちはない。今までで最高な状態で臨めた」とコメント。 またアジア選手権で優勝した妹・もえ選手に関して「兄として妹に負けてられないなという気持ちをもって試合に臨んで五輪出場の権利をとって帰ってこれたので(兄としての)威厳は保たれたのかなと思います。兄妹で海外で活躍できるのはうれしいことだと思います」と笑顔で答えました。 2023年12月の天皇杯全日本選手権で3大会連続で五輪出場経験がある高谷惣亮選手を決勝で下した石黒選手は、アジア予選準決勝で韓国選手にわずか約30秒で勝利し、初の五輪出場が内定しました。 石黒選手は「終わった瞬間はうれしいなって気持ちが強かったけど、終わってパリ五輪決まった実感がわいた。本気でパリ五輪に向けて優勝するプロセスを考えてる段階、モチベーションが高い段階で現状いけてる感じ」とコメント。 さらに「自分のレスリングの集大成だと思っているので、自分がやってきたレスリングというのを出して、自分の20年間を肯定したい。石黒隼士のレスリングはこういうものなんだぞっていうのをしっかりと出して、それが結果として出せるようにがんばりたいと思います」と意気込みを語りました。