発達障害「グレーゾーン」「軽度」の人が感じている「生きづらさ」って何?
半分諦めていた「放課後等デイサービス」から電話が!
「本当に療育が必要な子どもが、うちの事業所を選んで来てくれているのです」 という言葉に、拒絶されたように感じ「もういいや、諦めよう」そう思った矢先に、他の放課後デイサービスから電話が掛かってきました。 この放デイは…電話をかけたけど留守電になってしまった放デイだ! 見学希望と伝え「また改めて電話します」とメッセージを残したはずなのに、折り返しの連絡をしてくれるなんて、律儀な担当者だなあ。 空きがないからなのか、問い合わせメールをしても返信ひとつない事業所もあるのです。この時点で好印象でしたが、電話で今までの経緯を伝えると、その後に続く言葉ひとつひとつが私達を救ってくれました。 「大変でしたね。せっかく受給者証を取得できたなら、早めに支援を受けたいですよね。もしよかったら、見学ではなくて、お子さんを連れて実際に体験しにきませんか? 私たちもキャンセル待ちの状態なので、すぐの入所は難しいのですが、まだ一回も療育のプログラムを体験されたことがないのであれば、一度体験してみるだけでもイメージが持てるし、ご家庭での過ごし方のヒントになるかもしれないですよ」 この言葉、私たちの環境を「点」(短時間の視点)ではなく「線」(中長期的な視点)で考えてくれていると感じました。その先に続く道を見越した提案をしてくれている…そう思えるのは初めてでした。 今までの事業所の対応も「見学にきても通所できないし、無駄足を踏ませないように」という配慮に基づいたものだったのかもしれませんが…。 今回のお話では、放課後デイサービスの見学で感じた疎外感をお伝えしました。 続きの「『普通に見える』人でも、実は発達障害の場合があるってホント?見た目では分かりづらい発達障害の特徴って」では、新たなデイサービスとの出会いと、そこで感じたことについてお話します。
ライター 岡本ハナ