【空き家問題】放火、倒壊、空き巣…近隣住民は“恐々”も、所有者本人は「特に困っていない」衝撃のギャップ
「売る」「住む」以外の選択肢は取りやすくなっている
空き家問題に取り組むには、空き家を売らない方々にどうやったら動いてもらえるか。「売らない」「管理しない」「賃貸募集もしない」さらに「リフォームを含め、一切の費用がいらない」。そんな夢のような仕組みができたらなあ、と考えていました。 しかも、収入まで得られるとしたらどうだろう? ほぼ「無理ゲー」のような仕組みなので、どこにも見当たらなかったのですが、意を決して「ヤモタス」という仕組みを作ってしまいました。 詳細は割愛しますが、今はまだ東海地方の一部と限定的な活動です。 ちなみに、同じような仕組みで「アキサポ」というサービスもあります。関東中心で活動されているので、関東圏の方は覚えておくとよいのではないかと思います。 徐々にですが、ここ数年で空き家に取り組む企業も増え、「売る」「住む」以外の選択ができるようになってきています。 「空き家問題」。活用することで、また「活き家」へ。 国土交通省も、「空き家の対処に困ったら、早めに空き家のある市区町村の窓口、または不動産・相続などの専門家へ相談を。」と呼び掛けています(※引用:国土交通省 空き家対策特設サイト 〔https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/akiya-taisaku/index.html〕 より)。 国×企業×空き家所有者。このタッグが組めれば、空き家問題は大きく解決に向けて動き出すことができると信じてやみません。 松久保 正義 和工房株式会社 代表取締役 1980年生まれ、愛知県出身。ビル、マンションの建設現場の職人からリフォーム業界に転職。その後2013年に和工房株式会社を設立。空き家運用代行サービス「ヤモタス」の運営や、不動産のコンサルティング、改修工事等を行っている。
松久保 正義