韓国人客のマナーに悩む対馬神社禰宜「大半が日本文化を軽蔑」「精神も肉体も疲れ果てた」
長崎県対馬市の神社で韓国人観光客のタバコの吸い殻のポイ捨てなど迷惑行為が相次いでいる問題で、和多都美(わたづみ)神社禰宜(ねぎ)の平山雄一氏が産経新聞の取材に応じた。同神社も韓国人客に悩まされ、今年2月に立ち入りを禁止する看板を境内に掲示した。神社はX(旧ツイッター)の広報用アカウントで神社や島の自然を紹介していたが、韓国人客にマナー違反を注意した際、「チョッパリ(日本人への蔑称)」「ケセッキ(犬の子)」と言い放たれた様子などを動画で伝えている。 【画像】和多都美神社がインスタグラムに投稿した韓国人観光客の立ち入り禁止に関する告知 ■「一部ではない」 ──Xで韓国人の子供や大人が神社の磯良恵比須(いそらえびす)に投石する様子が公開されている。磯良恵比須とは 「磯良恵比須は社家(神職家)の祖先である阿曇磯良(=海の神、祭神)のご神体石だ。彼らの行動は祖先を侮辱し、傷つける行為だ。日本の伝統文化を蔑(さげす)み、自らの感覚でのみ他国の大切な文化を捉える姿勢は、甚だ遺憾であり、憤り、怒り、さまざまな思いが込み上げてくる」 ──迷惑行為が問題視される韓国人観光客は「大半」ではなく「一部」なのか 「一部ではない。少なくとも神社ではそれが逆転している。一部の良い韓国人はいるが、大半が日本文化を軽蔑し、リスペクトもなく、神社をテーマパークのアトラクションとしてのみ楽しんでいるというのが長年の経験でわかる」 「われわれは1人や2人に接してきたわけではない。何十万人もの韓国人がここを訪れ、不敬を働くわけだ。神職としては、精神も肉体も疲れ果てた」 ■対馬の100年後を考えて ──日本人に差別的な言葉を投げかける韓国人旅行者の立ち入りを禁じると、逆に差別だと批判が寄せられる 「無関心が招くインバウンド(訪日客)の観光公害(オーバーツーリズム)を直視せず、現状肯定することは、国益をも失う結果となりかねない。自らのこととして受け止めることが必要ではないか」 ──対馬を韓国領土だと主張する韓国人が対馬で返還を議論するセミナーも開いている 「(韓国に不法占拠された)竹島(島根県隠岐の島町)は奪われた。もう取り返しのつかない段階だろう。対馬の100年後、1000年後を見据えた、現状を考えてほしいと切に願う」