大阪府・吉村知事が定例会見7月7日(全文3)まずはワクチンを広げることが重要
かなりハードルは高いのではないか
一定の無差別・無症状検査をすることでトレンドを見るとか、新規陽性者をキャッチするっていうのは、かなりハードルは高いのではないかなと思っています。といっても880万人いますから、大阪は。無差別・無症状検査で多いと言っても、1日の新規陽性者がそれでも1000人ですからね。諸外国と比べると圧倒的に新規陽性者っていうのは少ないわけで、人口に対しては。なのであまり無差別・無症状検査で何かをキャッチできるかなと言えば、僕はそれは限定的ではないのかなとは思っています。 ただ、その中でもやっているものとすれば高齢者施設です。高齢者施設については無差別・無症状検査でどんどん検査を回しています。そこでごくまれにですけれども陽性者が見つかってるっていうケースがありますが、非常にごくまれです。陽性率も極めて少ない0.0何%とか、たぶんそのぐらいやったと思うんですけど、非常に低い陽性率です。 逆に「スマホ検査センター」で、高齢者「スマホ検査センター」、これは結構陽性率も高くて、一般の陽性率ほどは高くはないですけども、高齢者「スマホ検査センター」は結構ワークしていると思ってます。飲食店「スマホ検査センター」は始めたばっかりですけれども、やっぱりちょっとでも、なんか少しでも症状のある人が簡単に検査を受けれるっていうのが重要なんじゃないのかなと。なんにも症状のない無差別な人を検査しても、そこでキャッチするっていうのは、難しいんじゃないかなと思います。
ミナミへの支援策は
ちなみに高齢者施設での定期検査の陽性率はだいたい0.1%ぐらいと報告を聞いていますので、非常に、そこで0.1%ですから、1000人いて1人なので、1000人検査して1人なので、何かそこでキャッチするっていうのは、そこまで簡単では、クラスター対策としてはいいと思うんですけど、それで何か行動が自由にできるとか、自分は検査で陰性だったから大丈夫とか思うほうが、ちょっとリスクがあるんじゃないかなとは僕は思いますけどね。 大阪日日新聞:ありがとうございます。もう1点、すいません。今回、仮にまん延防止が延長された場合なんですけども、特にミナミにおきましては、昨年の夏以降からなんらかの要請が1年近くにわたって続いている状況になるかと思うんですが、今後、その辺りの部分で感染状況を踏まえながら将来的に支援策でありますとか、喚起策等、何かお考えのことがあれば教えてもらえますでしょうか。 吉村:まずはやはり感染対策をしっかりと打っていただいているゴールドステッカーを取得したお店について、できるだけ営業ができるように認めていきたいと思いますし、それから、いろんな支援策、応援策っていうのはしっかりやっていきたいと思っています。消費喚起の応援策をやっていきたいと思っています。 ただ、これは一定、ワクチンが広がってこないと、やはりリスクは常に伴うので、ここはまずはワクチンを広げることが重要なのかなと。ある程度、広がってくれば、いろんな応援策、支援策っていうのはわれわれとしてもどんどんやりたいし、その行く過程においても、今回もそうですけれども、そういった感染対策を取ってくれているゴールドステッカーを取得するようなお店に、いろんな営業の制限をなくしていくような形で対応していきたいと思っています。本当にそのご協力があって今、なんとか成り立っているわけでもあります。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見7月7日 全文4に続く