大阪府・吉村知事が定例会見7月7日(全文3)まずはワクチンを広げることが重要
西村大臣とはいつ話したのか
朝日新聞:朝日新聞の寺尾と申します。先ほど西村大臣とは昨日お話しされたとのことでしたが、昨日のいつごろお話しされたのかということと、あと国のほうから当初、首都圏は解除という話が出ていましたが、大阪に関しても解除を考えるということを国から言われていたかどうか教えてください。 吉村:昨晩の7時ぐらいかな、夜7時ぐらいだったと思いますけども、そのぐらいです。報道ではいろいろされていましたけれども、直接何か、大阪はもう解除ですとかいうのは、聞いたことはないです。むしろ大阪としてどういう意見をお持ちですかっていうのを、問い合わせを受けてたというのが実態に近い。これは実務方を通じて問い合わせを受けていたというのが、大阪府の考え方を教えてもらいたいという問い合わせを受けていたというのが実態に近いのかなというふうに思います。皆さんはいろんなところから情報収集して、外す方針とか報道されていますが、実態としたらそっちのほうです。僕自身が特定の方から直接そういう、大阪、外しますとか、外す考え方ですとかっていうのを聞いたことは一度もないです。 西村大臣から話あったときも、大阪府としての考え方を教えてほしいっていう、知事の考え方を教えてほしいということだったので、あす本部会議は、正式に開いて決めますけど、こうこうこういうふうに考えていますということをお伝えして、西村大臣からも分かりましたと。これは国でも大阪の評価はちょっと専門家で賛否いろいろ分かれているみたいなんですけれども、知事の考え方はよく分かりましたので、また国としてもしっかり検討して、情報共有しながらやっていきましょうという、そういうやりとりをしたということです。
死亡率が3波を上回ることへの受け止めを
朝日新聞:ありがとうございます。あともう1点、死亡率が3波を上回っていると思うんですが、その受け止めも教えてください。 吉村:死亡率が高いということについては本当に残念だと思いますし、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。感染者数が多く、また高齢者の方に、特に施設に感染する場合も多くあったということで、お亡くなりになる率もやはり高くなっていると、高くなったということだと思います。できるだけ早く今後さまざまな高齢者施設に対してのクラスター対策、今すでに始めていますけれどもクラスター対策を強化するとともに、できるだけ早く、ずいぶんワクチンはもう進んでいますけども、ワクチン接種を広めていくということで、なんとか1人でもお亡くなりになる方を減らしていきたいと思っています。 朝日新聞:ワクチンに関しては先ほど7月末には高齢者2回目を終えられるということでしたが、知事の中では特に今、遅れているとかそういった認識はございませんか。 吉村:ええ、僕自身、今の段階で特に遅れていると、大きく遅れているという認識はないです。ここについては自治体にさまざま意見を聴取してますけれども、何か予定より大きく遅れているというところはほとんど出ていないというふうに思っています。 もちろんVRSの登録がきちんと反映、あれがもう全てと思っている方がいるんですけど、それはやっぱりちょっと間違いで、VRS自身の登録と、実際に接種している、ここのタイムラグが非常に出ている市町村も多くあります。そこが、タイムラグがほとんどないところもあるんですけど、多く出ているところもある。ほとんどないところは、だいたい医療機関がそのまま登録しているところはあんまり出てこないです。ただ医療機関は接種に注力してもらって、予診票なんか全部ひとまとめにして役所で登録するという事務を執っているパターンのところは、VRSとの時間の差が結構、出ています。特に大阪市については、この間1カ月に1回やろうということで、まずはどんどん接種してもらおうと。お医者さんには接種をやってもらって、事務をやるよりは接種のスピードを上げていこうというので、その方針の下でどんどん接種を増やしていったというふうにも聞いています。