大阪府・吉村知事が定例会見1月13日(全文5)ワクチンの意味は2つある
今の法律の立て付けで強制はできない
なので、経済を止めるという、本当に強烈な副作用が伴うことも、ものすごく大きなダメージ、命にとってのダメージなので、これもなんとか回避しなければいけない。ワクチンはそのゲームチェンジャーになる可能性があると思っていますが、普及しなければ当然これは今と変わらないということになります。なので、これをどう普及、お願いするか、最後はこれ、やっぱり努力義務であって、強制はできないと思います。今の日本の民主主義、法律の立て付けの中で強制はできないと思います。 だからそういった情報公開というのを徹底的にまずやるというのが1つと、やはりわれわれ政治家、僕も含めた政治家がどうこれを発信していくのか。あとは皆さん、マスコミ、メディアの皆さんがどう発信していくのか、そこに大きく関わってくると僕は思います。情報は全部公開した上でね。副反応ゼロはないと思うので、こういう副反応がある、でもそれをせずにどんどん広がったら、今みたいにコロナで死ぬリスクとか、医療崩壊のリスクとか、もっと大きなリスクがたくさんあるわけで、どっち取ってもリスクゼロはないんですけども、コロナが広がるリスクというのはものすごく大きいというのがあるわけですから、それを少しでも減らしていく。やっぱりワクチンが広がらないと減らないので、メディアの放送の仕方、報道の在り方というのも非常に重要になるんじゃないかなとは思います。もう1つはやっぱり政治家の発信ですよね。あとは徹底した情報公開。それによって信頼というのが生まれてきますので、一定、副反応が出るけどもやる必要があるんじゃないかというのが出てきますから。
若い世代の命・生活・仕事を守る効果も
リスクコミュニケーションという意味でも、いや、これはワクチンの副反応は圧倒的に危ない、例えば1例、2例、事例が出たとして、重大事例というか、そういった事例が出たときに、うわーっと、こんな危ないワクチン、どうしようもないよみたいなことをメディアの皆さんがうわーっとなったら、もうそれは一挙に広がらないとは思います。そこは、どう報道するかはメディアの皆さんの報道の自由がありますが、社会に与える影響という意味ではコロナのままのこの状況というのは、僕は非常に大きいから、ワクチンというのはやっぱり広げていきたいと思っています。 なので、僕はワクチンの意味というのは2つあると思っていて、1つは高齢者の皆さんの命を守る、重症化を防ぐ、これが1つ。もう1つのワクチンの意味は、若い人、若い世代の命を守る。若い世代の生活を守る。若い世代の仕事を守る。これがワクチンのもう1つの効果だと思っています。 今はワクチンのない状況の中なので、若い世代の皆さんもなんとか協力して、ある意味犠牲になって、高齢者の皆さんの命を守るということをやっているんです。これも事実だと思います。でも今度ワクチンができたときは、高齢者の皆さんがワクチンを受けることで若い人の生活や仕事を守る。そういう側面もあるんだということを僕自身は訴えていこうというふうに思っています。だから自分の体のことだけじゃないんですということは、僕は訴えていこうと。若い人の生活を守るためにも、高齢者の皆さんはワクチンを打ってくださいというのを訴えていこうというのが僕の政治家としての考え方です。 ただ、ちょっとまだワクチンが日本に入ってきてないし、そこの副反応とか、そういうのが当然ある程度明らかになると思うので、それは3月ぐらいの話になると思いますけど、僕は今、そういうふうに思っています。 司会:次のご質問をお願いします。