大阪府・吉村知事が定例会見1月13日(全文5)ワクチンの意味は2つある
軽症・中等症患者向け施設を想定しているのか
読売新聞:読売新聞の太田です。1点ちょっと確認させていただきたいんですけども、先ほどの質問の中で臨時医療施設に関して検討していて、調整に入っているというお話がありましたけども、それはいわゆる重症センター2期のことを指しているのか、それとも軽症・中等症患者さん向けの施設を想定しているのか、お願いします。 吉村:中等症、軽症、これについてです。重症センターの2期については、これはまずそもそもできる時期というのがかなり先ということになると思っていますし、今回も含めてそうですけど、重症を扱うお医者さん、看護師さんを集めるというのは、ものすごく大変な中で僕はやりましたから、2期というのが、果たしてこれは実行すべきなのかどうなのかというのも少し考えたいと思っています。 中等症、軽症については、やっぱり専門的な知識、知見、重症ほどは必要にないというのも専門家からも聞いていますので、中等症、軽症は本当にその範囲を広げる可能性がまだまだあると思っています。重症はどうしてもICUの設備が要るし、人工呼吸器を使える人が要るし、ものすごく限られてくるんですけど、病院にそもそもそんなにないし、ICUというのは。大阪でも500です。緊急、救急入れて600ぐらい。東京でも800ぐらい、救急入れて1000か。もともとあんまりないんです、ICUの施設というのは。 だからそういう意味では、中等症、軽症というのはまだまだ広げられると思っていますので、あれは酸素が通っていれば、酸素マスクのあるところだったらできますので、そこの施設のことを想定しています。そこの施設というのを新たにつくるというよりは、今いろんな医療機関がありますから、そこで使ってないベッドなんかもあります。あるところにはありますから、そういったところを今、ちょっと集約しながら、そこを1つの医療機関として。でもそこで足りないのはやっぱり医療従事者なんです。それをなんとか、先ほどの質問にもありましたけども、民間の皆さんの力も、医療従事者の力もお借りして、できないかなというふうに考えているということですから、2期の話ではないです。軽症、中等症の話です。 司会:ほかにご質問ございますか。どうぞ。後ろのほうからどうぞ。