神奈川県・黒岩知事が定例会見5月26日(全文4完)水際対策をしっかりしないと
最後の指示までいったのは1軒だけ
第1期のとき、緊急事態宣言のときに、あのときは最後の指示にまでいったのは1軒だけだったんですね。そのあと3日ぐらいしてやめられましたけど、第2期になったときはもう全然、休業要請には、まったく聞かないでずっと続けられるような形になってきちゃった。もう我慢できないという状況になってしまいましたので。 そんな中で、われわれは強制的にやめさせる権限もないしという中で、結果的に放置せざるを得なかったんですよ。あのときにあらためて思ったのは、やっぱり同じパチンコ業界の中でも、感染防止対策を一生懸命やっているお店とやってないお店といったものを区別するということ、それは大事なことなんじゃないかなって学習をしたんですね。 だから今回あえて業種っていう形じゃなくて、そのお店お店の感染防止対策の取り組み方っていうこと。しかも平時であれば、そういった感染防止対策をどれだけやってるかということを県がチェックして、例えばAクラス、Bクラス、Cクラスと分けて認定するといったことなんかも手段としてあると思いますけども、今この非常時で、そんなことに時間を掛けている余裕はないわけですね。それはどうするかっていう中で、皆さんの取り組みを、ガイドラインを基にしたチェックリストで見える化すると。それが、利用者の皆さんがそれを見ていただいて判断してもらう。そういう流れをつくるのが今はベストかなと思った次第です。
アラート発出では北海道が参考になるのでは?
テレビ神奈川:ありがとうございます。第2波についてもお伺いしたいんですが、第2波が来るという点においては北海道の例が、かつての状況を参考にできる点があるのかなと思うんですが、その点について何か、神奈川アラートを発出するに当たって参考にする点などあれば教えてください。 黒岩:まさに第2波ってああいう形で来るんだなといったことですね。あれも、よくいわれているのは北海道の自主的な外出自粛要請が終わったといったことを受けて、この関東からもお客さんが行ったといったことが1つの第2波につながったんじゃないかなといわれていますよね。ですから、そういった意味で、今しばらくはその北海道の教訓というのをしっかり見ながら、また、離れた形での移動ですね。都道府県を越えた離れた形での帰省とか大きな旅行とか、そういうのはもうしばらくの間控えたほうが第2波につながらないためには大事なことなんじゃないのかなとは思いますね。