神奈川県・黒岩知事が定例会見5月26日(全文2)交付金は自主休業者の協力金に
神奈川県の黒岩祐治知事は26日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「神奈川県、「緊急事態宣言」解除後の対応は 黒岩知事が定例会見(2020年5月26日)」に対応しております。 【動画】神奈川県、「緊急事態宣言」解除後の対応は 黒岩知事が定例会見 ◇ ◇
チェックリスト作成で気をつけた点は?
日本経済新聞:それではよろしくお願いします。幹事社の日経新聞の宮川です。まず、発表項目から何点かお願いします。一番上の事業活動再開に伴う感染拡大防止対策について、今日、業種別のチェックリストを作成したという、発表されました。今、手元には、劇場等のチェックリストがあるんですけれども、ほかのはまだ出てないわけですけれども、このチェックリストの作成に当たって何か参考にされた点、もしくはこういうことに気を付けた点、その辺りはあったでしょうか。 黒岩:これはベースになったのはそれぞれの業界団体がつくられたガイドラインですね。そのガイドラインを参考にしながら県のほうでチェックリストという形でアレンジをいたしました。ポイントはやはり感染拡大防止といったこと、皆さんが気を付けてくださること、これは大事だなと思ったものをそこに並べてあります。
これまで県内に周産期のコロナ患者は存在した?
日本経済新聞:分かりました。あと、周産期のコロナ受入医療機関の設置についてお伺いします。神奈川県内ではこれまでもそういった周産期のコロナの患者というのはいたんでしょうか。課題があるからこういった機関を設置することになったんでしょうか。経緯を教えてください。 黒岩:県で把握している症例としては1件あります。北里大学病院の報道提供資料によりますと、コロナ陽性と判明した妊婦さんが北里大学病院に入院し、出産されています。お子さまについては新型コロナウイルスに感染しておらず、母子共に元気に退院されたと承知しています。 日本経済新聞:分かりました。あと、PCR検査場の件についてお伺いします。23カ所に拡充するということだったと思うんですけれども、これによって検査件数はどのくらいに引き上がるんでしょうか。 黒岩:これは前は20件を目標にすると言っておりましたけども、今日の時点で23件にも上がりました。地域によってこの稼働日数や検査体制が異なりますけども、平均するとまずは1カ所で1日当たり5件から10件程度の検査、これが可能になります。今後、効率的に検査が実施できるようになりますと、1カ所で1日当たり20件程度、23カ所の検査場で1日当たり460件程度の検査ができることを目標にしたいと考えています。これによりまして、検査場設置前は1日当たり200件から300件程度だった検査件数が660件から760件程度になることが見込まれています。 日本経済新聞:660件から760件程度になるということだったと思うんですけれども、知事としてはどの辺りがゴールというか、どのくらい必要だと考えていらっしゃいますか。 黒岩:これはPCR検査、これが万能じゃないという、PCR検査だけをなんとかすればなんとかなるというものではないという、これはもう専門家のご意見をわれわれはお伺いしておりますけども、さまざまな検査体制、いろんなものがそろって、それは総合的に見ていくものだということであります。今の状況ではこの760件までいけば、まあまあなんとかなってるかなというふうには感じています。ただ、さまざまなこれからの推移を見ながら、どれぐらい増やしていくべきかといったことを考えていきたいというふうに思っています。