神奈川県・黒岩知事が定例会見5月26日(全文4完)水際対策をしっかりしないと
重要なのは海の家の営業か
朝日新聞:実際それについて各市町の市長さんなどと、どういうお話をされたかということもあるんですか、反応として。 黒岩:今、いつもだったら市長会とか町村会とかやってるんですけど、今、この時期できないので、ご希望をされる市町村長さんとはウェブで会議をやってるんですね。個別で、マン・ツー・マンで。そのときには今回のガイドラインの対応といったものについて高く評価していただきました。 朝日新聞:先ほど、海で泳ぐことは問題ない、屋外だからいいのではないかというような判断は、一般的に考えてもあるかなと思うんですけど、やっぱり重要になってくるのは海の家の営業について? 黒岩:そういうことですね。 朝日新聞:じゃあここがきっちり守れれば問題なく。 黒岩:ですから今言ったガイドラインを出してますから、ですからやっちゃいけないってわけじゃなくて、そのガイドラインを守れるんだったらやってくださいということですね。ですから、神奈川の海でもいろんなところがありますからね。だから、ばって浮かぶのは江の島の前の片瀬の海岸。あそこはどうなのかといったような話と、例えば湯河原とか真鶴の海とか、三浦市の海とか、状況はだいぶ違うと思いますね。市長さん、町長さんの考え方もやっぱり違うと思いますね。ですから、どんな対応になるかというのはいろいろあるんじゃないかと思いますけどね。 朝日新聞:知事としてはどうですか。この夏、海は行きたいですか。 黒岩:僕は海好きですからね。海は行きたいですけどね。海水浴っていうのはあまりしないですけどね。私の場合はダイビングです。 朝日新聞:ダイビングもできない可能性は。 黒岩:ダイビング、どうなんでしょうかね。当面はできないでしょうけどね。 朝日新聞:ありがとうございます。 黒岩:はい、どうぞ。
人気店に人が集中しないか
テレビ神奈川:テレビ神奈川の柳田です。何点かお伺いさせてください。感染防止対策の取組書についてなんですが、休業要請を一斉に解除して、各事業所と県民とでより良い関係を築いていくということで、非常に明快な理論で、理想的だなというふうにも感じているんですが、一方で、スムーズに取り組みが進んでいくのかなというところも若干やっぱり半信半疑になるところもありまして。やっぱり人気店に人が集中したりだったりとか、祭りで混雑したりとか、そういった懸念はどうしても拭えないのかなと思うんですが、半信半疑の方に知事のお考えを一言お願いしたいなと思います。 黒岩:今、県民の皆さんがどういう意識でお1人お1人いられるかなということですね。私が思うのは、われわれもそういうメッセージを出していますけど、ウイルスはいますよ。緊急事態は終わりました、ウイルスはいますよと、いつ感染してもおかしくないですよといったことをずっと言ってます。そうすると、その言葉が残ってる限り皆さんは、行動はある程度、自粛されると、そう思いますよ。 ですからそんな中で、その取組書っていうのがあって、このお店はこんなふうにして感染防止対策にしっかり取り組んでらっしゃるんだなといったらば、ここだったら安全だろうなと思って入るという、そういう流れがきっと出てくるというふうに思いますね。テレビで見てても、いろんな街頭インタビュー見ると、やっぱり怖い怖いってまだおっしゃる方が、それぐらい一連の流れの中でコロナウイルスに対する、ある種、怖さということをしっかりと皆さんが自分の実感として把握されてると。これは大きな防波堤になると私は思っています。 テレビ神奈川:全ての業種を解除したというところにおいて、以前、休業要請でパチンコ店の名前を公表されて、それでいろんな影響が出てきたと。そういったことも全て、一斉に解除をして事業者と県民に判断を任せる、委ねるというところに判断がつながっていったというのはあるでしょうか。 黒岩:そうですね。前の法律の立て付けっていうのは業種ごとに対応するんですね。この業種は休業要請の業種です。パチンコ店というのは休業要請に入ってたんですね。ところが実際問題として、現場しっかり見てみると、同じパチンコ店でも全然対応が違うんですね。感染防止対策をしっかりやってるお店もあるわけですね。片や全然やってないお店もある。