プラドとランクル250を比較! 乗り換えるなら今?
トヨタ自動車が2024年4月に発売した「ランドクルーザー250」は「ランドクルーザープラド」の実質的な後継モデルだ。プラドと比べランクル250はどのくらい進化しているのか。プラドから乗り換えても大丈夫? 乗り心地や使い勝手を試乗で確かめてきた。 【写真】プラドより実際上も見た目としても大きくなった「ランドクルーザー250」を横から見る
■フルモデルチェンジは15年ぶり プラドの登場は1990年。それまで2ドアしかなかったランクル70系ワゴンのデザインを刷新し、4ドアを新設するなどして乗用車テイストを強めたモデルだった。車名の「プラド」は「平原」という意味らしい。 2009年には直近の先代モデルとなる4代目プラドが登場。より現代的なスタイリングにアップデートされていて、今も街中でよく見かける。
ランクル250は4代目プラドの登場から15年の時を経て登場した最新モデル。4代目プラドは「150系」と呼ばれていたが、プラットフォームを刷新するなど大幅に進化したことから、車名は150に100を加えて(おそらく100%進化したという意味)「ランクル250」になったらしい。 ■乗ればわかる全方位の進化 ランクル250のパワートレインはディーゼルエンジン(2.8L直列4気筒、8速AT、最高出力204PS、最大トルク500Nm)とガソリンエンジン(2.7L直4、163PS、246Nm)の2種類。グレードラインアップはディーゼルが「ZX」(7人乗り、735万円)、「VX」(7人乗り、630万円)、「GX」(5人乗り、520万円)、ガソリンが「VX」(7人乗り、545万円)となる。 プラドから進化した点はいくつもある。まず、ひと目でわかるのはエクステリアデザインだ。フロントフェイスではヘッドライトが従来の横長から角目に。目が変わるだけで別のクルマのようだ。最上位グレードの「ZX」では発売時の特別仕様車「ファーストエディション」のみ丸目を選択できたが、現時点では選べない。ただ、ZXよりも下位グレードの「VX」なら、有償オプションにはなるが丸目のヘッドライトに変更可能だ。