40年の歴史を誇る「アピシウス」が15年ぶりにシェフ交代! 4代目シェフの行きつけは心癒されるこの4店
メニューはコース(8,800円、12,000円)とアラカルトが選べ、ガストロノミーの技術で繊細に仕上げた、前菜や炭火で焼いた塊肉が人気です。魅力は自ら南九州の生産者を訪ね歩いて仕入れたこだわり抜いた食材。市場に出回ることが少ない「八崎牛」や「都萬牛」が手に入るのは生産者との強い信頼関係があればこそ。しかし永田氏は食材のポテンシャルに頼るだけでなく梅干しや牛醤など調味料も手作りし、フランス料理人歴24年の卓越した技巧で体に優しい美味なるフランス料理に仕立て上げるのです。
「料理に使う食材はすべて永田シェフの目利きによるものです。どんな育ち方をしたのか実際に目で見て舌で味わう、だから食材への思い入れがより強く、自分の理想とする皿に仕上げることができるのです。私はフランス産の食材も多く扱っているのですべての生産者を訪れることができないから、ちょっと羨ましくもあります。21時からバータイムも設けていて『自家製のソーセージ』800円や『トントロテリーヌ』1,400円とワインでゆっくりシェフと話をするのも楽しい!」(森山氏)
レストラン レザルデ
住所: 東京都中央区佃2-14-8 トレゾールカシェ 2F TEL: 03-5534-9848
おすすめ④「ソリレス」
「ソリレス」は長野県上田市街地を一望できる小高い丘にひっそり佇むレストラン。夫婦で営むアットホームな雰囲気ながら本格的なフランス料理を提供し、普段使いからハレの日使いまで利用できると評判の店です。森山氏が「アピシウス」で苦楽を共にした心友の店だそうです。
上田駅から1.5kmほどの坂を上った高台の住宅街に「ソリレス」はあります。店に入ると目に飛び込んでくるのは全面ガラス張りの大きな窓からの眺望。昼、夕方、夜とそれぞれ美しい一枚の絵画のような景色とマダムの細やかなサービス、そして一流店で経験を重ねたシェフだからできる信州の食材をふんだんに使った気負いのない料理に、地元だけでなく県外からも多くの人が訪れます。