フォーリンラブ ハジメ、夫婦の不妊治療体験「赤ちゃんをこの手に抱くまで夫婦の6年」
男性不妊を公表し、奥様のミホさんと不妊治療を乗り越え、2022年に見事赤ちゃんを授かったハジメさん。 6年の治療期間には流産というつらい経験もありました。 それでも前を向いて、ミホさんと夫婦二人三脚で歩んだ不妊治療の道のりをたどります。 【画像】排卵とセックス、年齢別の妊娠率について フォーリンラブ ハジメさん夫婦の妊活振り返りインタビュー<前編>では、妊活をはじめたきっかけや、その経緯を聞きました。
もしかして不妊?妊活の扉を開けたハジメさん
不妊の原因は一般的に女性にあると思われがちですが、実際には男性側に原因があることも少なくありません。現在、男性側、あるいは男性女性両方に原因がある場合を合わせると、その割合はなんと50%ほどに上るともいわれています。 お笑いコンビ「フォーリンラブ」のハジメさんも男性不妊によって妊活を経験したお1人。2022年8月、自身のYouTubeチャンネルで相方のバービーさんとともに、第1子妊娠と、男性不妊、6年に及ぶ妊活について公表しました。 「子どもは自然にできるものだと思い込んでいました。しかし結婚後、3年経っても妊娠の兆候がなく、ネットでいろいろ調べてみた結果、男性不妊のことを知りました」 ただ、男性が自ら不妊治療専門クリニックに行くのはなかなかハードルが高いもの。でも、ハジメさんは奥様であるミホさんが自分の責任だと思わないよう配慮して、自分から男性不妊治療専門クリニックに行くことを決意しました。 「原因はミホではなく、もしかしたら僕なのかも…という思いもありました。それに、女性が自分からクリニックに行って体を調べるのはなかなかハードルが高いんじゃないかと思って…。それなら僕が先に行ってから、じゃあ私も行こうかなという気持ちになってくれたらいいなと思ったんです」 何とも思いやりのあるハジメさん。“男性不妊 クリニック”で検索して気になったクリニックを訪れました。そこで精液検査をしたところ、精子の運動率がよくないこと(精索静脈瘤 ※1)を告げられました。まずはミホさんに伝えて、今後どうするのかを話し合いました。そして、これをきっかけに2人の6年間の妊活がスタートしたのです。