【ヤリスVSスイフト】取り回しの良いコンパクトカー徹底比較!あなたならどちらを選ぶ?
ヤリスの燃費性能は魅力だが、スイフトとの価格差を縮めるのは困難
▽価格比較 ・4代目ヤリスの評価は4.0 ・5代目スイフトの評価は4.5 4代目ヤリスと5代目スイフトの最上級グレードの価格は下記の通り。 ・トヨタ ヤリスハイブリッドZ(4WD):269万4000円 ・スズキ スイフトハイブリッドMZ(4WD):233万3200円 両車の最上級グレードの価格差は約36万800円で、4代目ヤリスのほうが高額だ。燃費性能の優れたフルハイブリッドシステムを搭載したことが価格差の要因といえる。 両車が装着しているタイヤサイズと種類は以下の通りだ。 ・4代目ヤリスハイブリッドZ(4WD):185/60R15+スチールホイール ・5代目スイフトハイブリッドMZ(4WD):185/55R16+アルミホイール 続いて、運転支援機能を比較してみよう。 4代目ヤリスは、7つの機能がパッケージ化されたトヨタセーフティセンスを標準装備しており、プリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロールなどが含まれる。 5代目スイフトは、スズキセーフティサポートを搭載した。衝突被害軽減ブレーキのデュアルセンサーブレーキサポートIIを核としている。アダプティブクルーズコントロールや、オプション装備を含めると、17の機能が装備されており、ドライバーの疲労や脇見を検知するドライバーモニタリングシステムなどが含まれている。 5代目スイフトは車線変更時の後方の安全確認をサポートしてくれるブラインドスポットモニターが標準装備となっているのに対して、4代目ヤリスはオプションだ。登場したばかりのスイフトのほうが充実している。また、コネクティッドサービスは、最上級グレードではどちらも標準装備なので互角だ。 快適装備では、両車運転席・助手席シートヒーター、ディスプレイオーディオを標準装備としており互角だ。しかし、4代目ヤリスには、オプションで野外でも家庭用電気機器が使用できるアクセサリーコンセントが4万5100円のオプションで設定されている。また、Zグレードのみ4万4000円でカラーヘッドアップディスプレイ、13万8600円で駐車支援を行うトヨタチームメイトもオプションで設定されている。 以下は最上級グレードの比較だ。 ▽4代目ヤリスハイブリッドZ 4WDに標準装備で5代目スイフトハイブリッドMZ 4WDに装着されていない装備 ・ナビゲーション ・助手席シートアンダートレイ ・アジャスタブルデッキボード ▽5代目スイフトハイブリッドMZ 4WDに標準装備で4代目ヤリスハイブリッドZ 4WDに装着されていない装備 ・電動パーキングブレーキ ・パドルシフト ・ブラインドスポットモニター 4代目ヤリスハイブリッドは、ストロングハイブリッドであるため、5代目スイフトより約36万円も高価になってしまうのは当然といえる。ただ、燃費差によるガソリン代で、この価格差を埋めることは難しい。イニシャルコスト面では、5代目スイフトが優位だ。燃料費というランニングコストでは、4代目ヤリスハイブリッドが優位となりそうだ。