半歩先を行く男なら知ってて当たり前!?のキーワードは「ネオ・◯◯◯◯◯」
トレンドを象徴するキーワードとして現在進行形で注目されているのは「横ノリ」「ネオ・ノームコア」「グランパコア」などなど。現在進行形のトレンドはおさえながらも、さらに半歩先を行きたいメンズにおさえていただきたいと筆者が考えるキーワードにまつわる具体的なスタイルやアイテム、そのルーツ等を一挙に紹介していく。 ネオ・ウエスタンスタイルを取り入れた着こなし事例をもっと見たい方はこちらをチェック!
半歩先ゆくメンズの間で話題のスタイルキーワードは...「ネオ・ウエスタンスタイル」
ファッションシーンにおいて、次なるトレンドワードとして注目を集めはじめている「ウエスタンスタイル」。とりわけコテコテのウエスタンスタイルではなく、ウエスタンスタイルを現代風に解釈し着こなしに落とし込んだ、いわば「ネオ・ウエスタンスタイル」が、メンズシーンでブーム前夜を迎えている。そんなスタイルを牽引するのがファレル・ウィリアムスだ。24年春夏からルイ・ヴィトンのクリエイティブ・ディレクターとなった彼は現在、私服・コレクション共にウエスタンスタイルを全面に打ち出している。
ルイ・ヴィトンのクリエイティブ・ディレクターに就任する以前から、ファッションアイコンとしてのポジションを確立しているファレル・ウィリアムス。そんな彼がファッション業界をリードする存在となったイマ、ブランドのフィルターを通して打ち出す「ネオ・ウエスタンスタイル」は、当たり前のように世界から注目を集めている。2024秋冬に提案するルイ・ヴィトンのメンズ·コレクションのキャンペーンビジュアルでは、パリからバージニアへと旅するルイ·ヴィトンの「旅の真髄(こころ)」をテーマに、伝統的なテーラリングウェアにウエスタン要素を融合したスタイルを表現。
また、その24秋冬コレクションの中核をなす”ワークウェア”をテーマとしたカプセルコレクションも発表された。このカプセル・コレクションは、ルイ・ヴィトンのサヴォアフェール(匠の技)を通じてアメリカ西部のワークウェアの起源を探求しており、ファレルとルイ・ヴィトンのフィロソフィーが融合したもの。コレクションを構成するアイテムにフォーカスすると、ウエスタンハットやウエスタンブーツ、さらにはウエスタンアイテムに見られる装飾を落とし込んだデニムが登場しており、ウエスタンが一貫したキーワードとなっているのが分かる。カプセルコレクションは、2024年の8月8日(木)に発売予定。ちなみにウエスタンからは少し話が逸れるが、ティンバーランドとのコラボによるルイ・ヴィトン初のワークブーツも大きな話題を集めているため、合わせてチェックしておきたい。