長友“魂の奮起”で森保Jの「左サイド論争」に終止符?それとも…森保監督が初めて起用法に言及
オーストラリアがオマーンを振り切っていたとしても、次節の直接対決で日本が勝てばカタール行きを決められる状況は変わりない。逆に負ければ勝ち点で並び、得失点で後塵を拝する日本が、自動的に出場権を得られる2位から3位へと転落する。 アジア最終予選におけるオーストラリアとの戦績を振り返れば、敵地では2分け1敗と未勝利が続く。試合会場がシドニーに内定した運命の直接対決へ、朝方までほとんど寝つけなかったと苦笑した森保監督は気持ちを新たにした。 「引き分けを狙いにいく状況もありますけど、まずは勝ちにいった上で自分たちがワールドカップ出場権をつかみ取る、という考えで戦いたい。決して守りに入らず、受け身にもならないように、積極性を持ってアグレッシブに戦っていく。世界で勝っていくための基準を持ちながら、アジアを戦うことをこれまでもチーム全員で共有してきた。自分たちは何を目標にしているのかを確認した上で、オーストラリアとの戦いに挑みたい」 アジア最終予選を終えた翌日の2日から、長友をはじめとする国内組だけに課される隔離義務は、森保監督以下の首脳陣やスタッフも対象になる。当初の14日間が6日間をへて、さらに5日間へと短縮された状況で、外部との接触をすべて断つ「バブル」のなかでオーストラリアとの大一番へ向けた対策をできる範囲で進めていく。 (文責・藤江直人/スポーツライター)